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人生は苦虫の味!?町田康・大人のエッセイ集

 

大晦日のカフェボンボンは、『おっさんは世界の奴隷かーテースト・オブ・苦虫6』

今年の締めは、作家でミュージシャンの町田康のエッセイ集。
『テースト・オブ・苦虫』シリーズ第6弾です。

人生の味は苦虫の味。
町田さんがふっと苦さをかみしめる瞬間は……?


20141231

おっさんは世界の奴隷かーテースト・オブ・苦虫6
著者:町田康
出版社:中央公論新社

「凡夫の一日」で語られるのは、ラジオ番組出演のエピソード。

対談もハイテンションな司会も苦手な町田さん、
友人の誘いとあって意を決して出てみたけれど、なぜか1時間の収録予定が30分で終了。

よい話ができたから早く終わったのか、面白くないから早く切り上げたのか。
あとに残るのはもやもやっとした気分。

勝手極まる原稿依頼や身勝手な食事の誘い、通勤を妨害するおっさんの話。
あまりにも理不尽な出来事に憤りながら笑ってしまう。

そうそうその通り、よくぞ言ってくれました、と溜飲が下がります。

「非常識な奴が嫌いだ」「可愛ぶって、へりくだって、高をくくる」
「君は土台から間違っている」「だれがそこまでいうとんじゃ」など、
町田康節全開のエッセイを多数収録しています。

人生は苦い味・・・。
でも苦さを感じるから甘さだってわかる。
そう思って乗り切っていかなくちゃ!

みなさん、今年もカフェボンボンを読んでくださって、
本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

Love, まっこリ〜ナ

 

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Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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