今日のカフェボンボンの本棚は、『ツバキ文具店』。
人気作家・小川糸が鎌倉を舞台に描く若き代書屋さんの物語。文具店の店主・鳩子が、伝えられなかった想いを本人に代わって手紙にします。
『ツバキ文具店』
著者:小川糸
出版社:幻冬舎
想いのありったけを手紙につづりたい人がいる。本当は自分で伝えたいけれど叶わない。それなら鎌倉の山のふもとの「ツバキ文具店」を訪ねてみるといい。
幸せを願う手紙、離婚のお知らせ、絶縁状、天国からのラブレター。鳩子は依頼主の心に寄り添い手紙を書きあげる。呼吸を整え静かに言葉を紡いでいくシーンが心にしみます。
一通の手紙が誰かの人生を変えるかもしれない。優しさや幸せを届けたい。紙やインク、封筒や切手のすべてに鳩子の魂がこめられています。
手紙が人と人との縁を結んでいくなかで、鎌倉の季節も移ろっていきます。みなさんがいまいちばん心を伝えたい人は誰ですか。
Love, まっこリ〜ナ
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