今日のカフェボンボンは、『MONKEY』最新号。
翻訳家の柴田元幸さんが責任編集をつとめる人気文芸誌です。
『MONKEY vol.3』
出版社:スイッチ・パブリッシング
表紙は奈良美智さんが描いたモンキー。
この夢うつつのような子はどこに向かおうとしているのでしょう。
おっかない夢や暗闇やおばけ。
子どもがこわいと思うものの方へ引き寄せられてるようにも見える。
今回の「こわい絵本」特集では、ジョン・クラッセン×小川洋子、リオノーラ・キャリントン×きたむらさとし、ダダジュン×ブライアン・エヴンソンなど、注目の書き手たちがペアを組み斬新な作品を作り上げた。
歌人の穂村弘さんと柴田元幸さんの絵本対談では、
とっておきのこわい絵本についてさまざまな観点から語り合う。
作品の「怖さとユーモアは紙一重」。たしかにそう!
こわいだけでなく、文脈や絵にどこかおかしみがあるから魅かれる。
そんな気がします。
私がこわいのは夜中に目が覚めたときの暗闇。
何かがすっと入ってきたような気がして、心臓がきゅっとなる。
じつはゆうべも……。それはもやもやとしていて名前がないの。
こんな漠然としたこわさを表現するのに、絵本はぴったりだと思う。
Love, まっこリ〜ナ