4月4日:今日は「あんぱんの日」
ふんわりパンの中にあんこが入った”あんぱん”。そのあんぱんは、酒饅頭をヒントに生まれたそうですが、最近はお芋やフルーツを使ったものも人気で、旬の味わいを楽しめるようです。
とはいえ、あんぱんといえば、小豆のあんこが一般的。そのあんこの原料は小豆なので、菓子パンのなかでも低カロリー。そのうえ食物繊維も含まれているのでカラダにいいようですが、ほかにも、美容と健康に魅力的な効果があるようです。
飲んでも食べてもヘルシー!小豆のチカラとは
あんこの他にもお赤飯など、和食の文化を支えている小豆。ほんのり甘くてホックリした食感はなんともいえないおいしさですよね。
そのあずきは、昔から煮汁が解毒剤の薬として使われていたり、栄養価が高く、美容や健康に良い効果がたくさん含まれているといわれています。そんな小豆のおもな効果がコチラ。
質のいいたんぱく質
小豆のおもな成分はたんぱく質ですが、 あんを作る小豆には、でんぷんとタンパク質が2:1の比率で含まれているのだとか。
また「リジン」という必須アミノ酸が多いという特徴も。お赤飯には小豆が使われますが、これはリジンが少ないお米の栄養をおぎなう、昔ながらの知恵でもあるようです。
たっぷりの食物繊維
豆類の中でも食物繊維が多い小豆。その量はごぼうの約2倍、さつまいもの約3倍といわれるほど。
そんな小豆の食物繊維は、便のかさを増やしたり腸の動きを活発にしてくれますが、茹でるとでんぷんの一部が水溶性食物繊維のような成分に変わり、腸内環境をととのえる効果もあるようです。
抗酸化作用のサポニン&ポリフェノール
小豆の外皮にはサポニンという強い抗酸化作用のある成分が含まれているため、中性脂肪を低下させたり、脂肪の吸収を抑えるといった効果が期待されています。サポニンをしっかり摂るには、ゆでこぼさずアクを残したまま使うといいそうですよ。
また抗酸化作用の強いポリフェノールもおおく、その量は赤ワインの1.5倍といわれるほど。ほかにも血糖値を安定させるカテキンや眼精疲労に効果的なアントシアニン、美白効果や肌を保湿するイソフラボンなど、アンチエイジングにうれしい効果もいっぱい!
それらの成分は、加熱しても変わらないのが小豆のメリット。本来ポリフェノールは水に溶けやすいそうですが、小豆はゆでても半分があんに残るんですって。
むくみや貧血に効果的なミネラル
小豆には、塩分は体外へ排出するカリウムが含まれているため、むくみの改善に効果が。また女性に多い、貧血に効果のある鉄分も多く含まれています。きくところによると、大福1個とほうれん草のお浸し50gでは、大福の方が鉄分を多く含んでいるのだとか。
疲労回復効果の高いビタミン
小豆には偏食や飲酒が原因で不足しがちなビタミンB1が多く含まれ、疲労を回復してくれるはたらきが。このビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときにも使われるため、甘いものが好きな人には必須。日本人に最も不足しやすいビタミンだといわれています。
小豆のスイーツはカロリーが低く、食物繊維や栄養価がすぐれているところが魅力。ダイエット中でも安心していただけそうですね♪
今日のおやつはあんぱんに決まり!?かな。
「あんぱんの日」とは?
1875(明治8)年のこの日、明治天皇が水戸邸の下屋敷を訪れる際に、木村屋のあんぱんが出されたことに由来する。