3月22日:今日は「放送記念日」
日本で初めてラジオの仮放送が始まったこの日。当時はラジオを買うのに役所の許可が必要でしたが、飛ぶように売れたそう。その頃はそれだけ、人々が情報を必要としていたのですね。
ところで情報といえば、春はもうすぐそこまで来ていますが、カラダは季節の情報をもとに、睡眠リズムも変化させているようです。そこで、季節の変わり目である今は、このようなことに気をつけるといいそうです。
春の活動には、しっかり睡眠がポイント
昼間はぽかぽか陽気でも、朝晩はまだ冷える日もあるこの季節。布団からスムーズに出られるのは、もう少し先になりそうですね。でも布団から出られない理由は、寒さのほかにも原因があるようです。
その原因とは、睡眠リズム。
冬は早く眠くなったり、朝起きられなかったり。暖かい季節よりも”眠りたい気持ち”がつよくはたらきますが、なかなか思い通りに眠れないのが現実。でも、冬の睡眠で1年のカラダの調子が決まるといわれるほど、カラダにとっては大切なこと。冬に睡眠リズムが乱れると、その後の体調に影響するかもしれないんですって。
そもそも睡眠時間は太陽が出ている時間と関係が深いため、太陽の明るさによって変化するといわれています。そのため夏は短い睡眠、冬はながい睡眠にカラダのリズムができているのだとか。このリズムで眠ると、夏至と冬至では約2時間も差があるそうです。
ところが多くの場合、1年を通して睡眠時間はほぼ同じ状態。そのため、本当なら多く眠らなければならない冬の睡眠時間が足りないためにリズムが崩れ、春になると熟睡できずにカラダの調子がイマイチ…ということも。また冬は自律神経が緊張しているため、スムーズに眠りにつけず、睡眠時間をキープすることが難しい状態でもありますよね。
春に向けてエネルギーを充電する役割があるため、冬は長く眠らなければならないのに、寒さでリラックスできず、なかなか眠れない現実。そこで、スムーズに眠れるように、このような工夫をしてみるといいようです。
たとえば、お風呂に入る時間を1時間早めてみるなど。夕食やお風呂といった毎日の習慣は、その後の眠りのタイミングに影響するため、このようなルーティンワークを1時間はやめると、1時間早く眠くなるのだそうです。
また、乳製品やタンパク質に含まれるトリプトファンや、バナナやレバー・青魚を食べるとグッスリ眠れるといわれますが、マグロやニンニク・海苔におおく含まれるビタミンB6を摂ると、スムーズに眠ることができ、朝の目覚めをよくするセロトニンの合成も助けてくれるんですって。
「起床時間をととのえると睡眠リズムも安定する」といわれているので、スムーズに目覚めやすいように、寒い日は暖房のタイマーをセットしたり、カーテンを少し開けて朝日を感じるような環境をつくることもポイントになりそうです。
このように、眠りにつく情報をカラダに知らせることで、整いやすい、睡眠リズム。春に向けて睡眠リズムを整えて、あたたかい季節を快適に過ごせるといいですね♪
「放送記念日」とは?
1925年のこの日、社団法人東京放送局(現在のNHK東京放送局)が日本初のラジオ仮放送を始めたことに由来し、日本放送協会(NHK)により1943年に制定された。