今日のカフェボンボンの本棚は、『一杯の珈琲から』。
コーヒーと喫茶店をテーマにした漫画「小さな喫茶店」シリーズ。漫画界の吟遊詩人・山川直人が独特のタッチで描く心温まる短篇集です。
『一杯の珈琲から』
著者:山川直人
出版社:KADOKAWA
ふらりと入った喫茶店にもしこの本が置かれていたら、きっとまたすぐに訪ねて行きたくなる。
どこかの町の小さな喫茶店をめぐる物語が10篇。店の佇まいも訪れる人の心境もさまざまだけれど、扉を開ければおいしいコーヒーの香りが迎えてくれる。
「いい喫茶店っていうのは…一歩中に入れば包み込むような温かさがあって、はじめて来たときから懐かしさを感じる…そんな店」「喫茶店はね…コーヒーを飲むためにだけ入るところじゃないもの」
物語のなかで語られるこんな言葉が心にしみます。人に会って話したり、本を読んだり、静かな時間を過ごしたり。
ほんのひとときだけれど大切な時間。そこに一杯のコーヒーが魔法のように作用して、誰かにとっての特別な物語が生まれるのかもしれません。
Love, まっこリ〜ナ
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