今日のカフェボンボンは、『ダーシェンカ 子犬の生活』。
チェコの国民的な作家カレル・チャペックが愛した子犬のダーシェンカ。彼女の成長を写真と挿し絵とともにつづった愛犬ノートです。
『ダーシェンカ 子犬の生活』
著者:カレル・チャペック/訳:伴田良輔
出版社:ヴィレッジブックス
生まれたばかりのフォックステリアが、モノクロ写真に写っている。
手のひらにすっぽりとおさまるダーシェンカ。ジョウロより小さなダーシェンカ、洗濯バサミと遊ぶダーシェンカ。黒い耳と鼻づらがパンダのような挿し絵もユーモラスです。
それからダーシェンカに聞かせるおとぎ話が8つ。子犬は静かにお座りしながら、じっと耳を傾けているんですよ。
小さなダーシェンカがお得意なのは、朝から晩まで熱心に眠ることとお乳を飲むこと。それでも、次第にいろんなことを覚えては、モップをかじったり、受話器と綱引きしたりするようになるのです。
ダーシェンカの「朝時間」は、初めて目が見えた朝。
心に温かいものが広がる犬エッセイの名作。ぜひ手にとってダーシェンカに会ってみてね。
Love, まっこリ〜ナ