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恋のお守りにしたい一青窈詩集

 

今日のカフェボンボンは、新刊『一青窈詩集 みんな楽しそう』

恋の甘いしずくがきらきら輝いて滴り落ちる。「もらい泣き」「ハナミズキ」の人気歌手・一青窈(ひとと・よう)さんの初めての詩集です。

20130726

一青窈詩集 みんな楽しそう
著者:一青窈
出版社:ナナクロ社

誰かの詩集を手にするとき、特別な気持ちになる。たぶん、そのひとの心にいちばん近づける気がするから。

重くないんだろうか
なんて
気にし始めた午前2時
起きてないことを祈って
髪を直すついでに
あなたの手にふれてみた

「腕枕」はこんなふうに始まって、

そうそう
この感じ

で終わってる。

一青窈さんの詩は初恋のひとへの恋文みたい。全身全霊でときめくって、こういうことでした。“そうそう、この感じ”です。気恥ずかしさもうしろめたさも追いやって……。

この詩集の「朝時間」は、「恋の夏みかん」より。

窓の外、彼が眺める
みんなで騒いで、しゃべる合間に

夏を知らせる風、に髪をなびかせている

「想いニキビ」「金魚すくい」「はたちそこらの」「一分一秒」「二夕月」など43篇を収録。装丁も愛らしく、いつも手元に置いておきたくなる。恋のお守りみたいにね!

Love, まっこリ〜ナ

 

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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