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雨の日には詩を読もう

 

今日のカフェボンボンは、カエルの日にちなんで、蛙の詩で有名な草野心平の詩集を。

明治生まれの詩人の傑作106篇を厳選した文庫詩集です。

20130606

草野心平詩集
著者:草野心平
出版社:角川春樹事務所

子どもの頃に教科書で知った蛙の詩。ずいぶん変わった詩!と思ったけれど、言葉がグイグイと迫ってくるようで、詩って自由なんだと思わずにはいられなかった。

あらためて読むと、蛙も人も生きているんだという実感がわいてくる。強烈な痛みと喜びをともなって。

るるり。
りりり。
るるり。
りりり。

(「おれも眠ろう」の一節)

独特の擬音が繰り返される詩は、日本語の五感の面白さを存分に味わえるのに、どこか遠い外国の、広い広い大地から生まれた言葉のように感じるのが不思議です。銅版画家・早川純子さんの絵は、詩のイメージ通りユーモラスで堂々としています。

本書の「朝時間」は、「さようなら一万年」より。

楽譜のおたまじゃくしの群が一列。
しずかに。
しずかに。
動いている。

Love, まっこリ〜ナ

 

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Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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