土曜日のカフェボンボンは、毎日のごはんが愛おしくなる本。
フードジャーナリストの平松洋子がとっておきの食の楽しみを公開。日々の食事をおいしくいただくための知恵と感性にあふれたエッセイをどうぞ。
『おいしい日常』
著者:平松洋子
出版社:新潮社
世界各地の食文化を知り尽くす平松さんの「私の味」とは? 「私らしい料理」の原点は、日常の台所にある。日々のごはんに欠かせないものがあるとするなら、それは季節が呼び招いてくれる料理なのだ。
春には山菜のえぐみや苦さ、夏はピクルスやガスパチョの酸っぱさ。真夏の暑さをしのぐにはゴーヤーが欠かせない。からだが欲しがっている料理は、季節がおのずと教えてくれる。
イタリアや北京の家庭の食卓で著者が感じたのは、毎日の平凡な食事に素材の変化がもたらす自然のリズムがあり、その自然の流れと健康は切っても切り離せないということ。ごはんの炊き方やお茶の入れ方、愛用の調味料、エキゾチックな香菜カレーまで、おいしい味は限りなく奥が深い。
おいしい日常の「朝時間」は、できたてほやほやのお豆腐と豆乳。朝、ボウル片手に買いに行くお豆腐屋さんのまごころのこもった味です。
本のお供には、本書にちなんで、台湾のデザート「豆花(トウホア)」をいかがですか?
大切な毎日のごはんを幸せに味わうために、自分に合った「ごちそう」を見つけてくださいね。食生活を見直したい人にもおすすめです。
以前ご紹介した平松さんのエッセイもよかったら!!
*『焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩き』
*『忙しい日でも、おなかは空く。』
*『ひとりひとりの味』
おいしい土曜日を!
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
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