今日のカフェボンボンは、『ひなびたごちそう』。
食通として知られる作家の島田雅彦による、レシピ付き食のエッセイです。
『ひなびたごちそう』
著者:島田雅彦
出版社:ポプラ社
ひなびた温泉ならわかるけど、ひなびたごちそう。意表を突いてていいですね。
「ひなびた」がしっくりくる食べ物といえば、ひじきや煮干しといった乾物でしょう。なかでも切り干し大根はぴったり。見た目もにおいも、かなりひなびている。著者は切り干し大根の日向くさいにおいをかいで、ノスタルジーに浸るのだ。
切り干し大根のオムレツが、またおいしそう。紹興酒が隠し味です。切り干し大根は青いパパイアの代わりにもなるんですね。
プランターで丹誠込めて育てた野菜への愛着から、プチトマトやゴーヤーを干して「野菜ミイラ」なるものまで作ってしまう。酒盗のパスタ、イワシ鍋、サバサンド、蕎麦のペペロンチー二。どれも一度食べてみる価値あり!
Love, まっこリ〜ナ
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