もうすぐGW。本日から「旅へと誘う本」を特集します。旅に出たくなる本、旅先へ持っていきたい本など、とっておきの特別メニューでお届けします!!
第1弾は、鉄道が走る外国の名所や絶景を巡る写真集『世界の鉄道』。豪華観光列車、国際列車、蒸気機関車、砂漠鉄道など、世界各国の鉄道シーンが満載です。
『世界の鉄道』
出版社:パイ インターナショナル
広大な景色の中では、鉄道はとても小さな存在。でも不思議。カラフルな車両が姿を見せると、果てしなく続く大地や一面の雪景色が急に身近に思えてきます。
氷河特急や登山鉄道、貨物列車にトロッコ列車……。山岳地帯の急勾配を上り下りし、高い鉄橋をものともせず、列車は目的地へ向かってひた走ります。
「ハリー・ポッター」のロケ地になった世界最古の高架橋や「サウンド・オブ・ミュージック」に登場するシャーフベルク登山鉄道も掲載されています。
私がいつか乗ってみたいのは、ノルウェーのベルゲン急行。『ホルテンさんのはじめての冒険』というノルウェー映画を見て以来憧れています。なんたって、主人公のホルテンさんはベルゲン急行のベテラン運転士さん。このホルテンさんが定年退職の日に人生初の大遅刻をし、次々と予期せぬ出来事に巻き込まれていくというストーリーです。
雪原を列車が走る雄大な風景を見ているだけで心躍る素敵な映画です。そして、生真面目で慎重なホルテンさんのはじめての冒険が、人生には決して遅すぎることはないと教えてくれます。機会があったらぜひご覧になってみてくださいね!
本書の「朝時間」は、カナダの大草原地帯を走る貨物列車。
大編成の列車の真上に大きな虹が架かっています。
Love, まっこリ〜ナ