今日のカフェボンボンは、駅と駅舎を巡る旅。
人気乗り物作家が日本全国津々浦々の個性あふれる百駅を厳選し、写真と共に紹介します。
『百駅停車 股裂き駅にも停まります』
著者:杉﨑行恭
出版社:新潮社
著者の駅選びの基準は、芭蕉や蕪村がいたら一句ひねりたくなるような駅。「名駅舎」「ドームターミナル」「股裂き駅」「踏切自慢」などジャンルの分け方も魅力的です。
首都圏の私鉄ターミナル駅でも最も新しいドーム構造を持つという西武池袋駅。開放的なドームに覆われたホームから、電車は明るい外の光へと滑り出す。なんとなく乗っていた西武池袋線も「光に向かって発車する電車」と知り見方が変わりました。
本書に取り上げられている駅の個性や楽しさ、味わい深さといったものは、残念ながら、鉄道の規格化にはほとんど不要なもの。だから、面白い駅ほど危機に瀕しているのだそうです。
それならば、まずは訪ねてみなくっちゃ。すぐにも心は夏の駅旅へ。先に行ってみたい駅を決めて、そこから旅を始めてもいいなあ。
大変身を遂げた東京駅や大阪駅、クラシカルな名駅舎、北欧モダニズム建築のケーブルカー駅と目移りしますが、やっぱりいちばん魅かれるのは「カリガリ博士の研究所」!!
百駅停車の「朝時間」は、阪急梅田駅。
改札内のカフェでモーニングコーヒーを飲みながら、ホームの喧噪をゆっくり眺めてみたい。
素敵な日曜日を!
Love, まっこリ〜ナ