今年は料理の分野で、先生に弟子入りするという体験を果たしましたが、

料理に取り組むようになってから、料理は技術じゃないなと明らかになりました。

そして、長年の疑問だった、料理上手になるにはなんか秘訣があるはず!という答えを

少しずつ見つけ始めました。

先生は体現するばかりで、決して口ではおっしゃいません。

だからこそ説得力があり、有無を言わせず、料理上手にしてくださいます。(まだまだ未熟ですが)

でも、私は言葉を求めてしまう性なのです。

料理本には、作り方は載っていますが、あれだけでは料理は上手になりません。

実は料理本に載っている以外のことが大事なのです。

辰巳芳子氏の文章に、答えのカケラを見つけました。

R0039353

私は哲学を持った料理家が好きですが、辰巳氏も他の氏も、

誰もが言うのは、料理だけを上手になるということはできないということ。

料理は生活の一部。家事の一部。

だから、生活全般が上手にならなければ、料理は上達しないというような内容でした。

生活が上手になるというのは、慈しむ気持ちに似たようなもので、

季節を、食べ物を、自分を愛でる行為なのだと感じます。

そうなると人間と自然との繋がりを察せずにはいられませんし、

自然の中に生かされている自分、宇宙のサイクルの中で運ばれていく自分を発見するわけで、

結局、ヨガの世界に戻ってきてしまいました。

答えを探し求める道中に、愉快な料理本を発見しました。

壇流クッキングは、過去一世を風靡した料理本らしく、

サンケイ新聞の連載が1冊にまとまった本で、

ちょっと料理好きの人は影響を受けたらしい。

大雑把ですごく面白いです。

水上勉さんは、幼い頃から精進料理が身近だったそうで、

こちらも面白い。物書きが書く料理本は痛快です。

R0039354

楽しく料理するのが料理上手の第一条件。

それには、自分を愛すること、すなわち食材の話を聞くこと、すなわち食べる人を想うこと。

こんなところでしょうか。

がんばります。

◎2014年のヨガイベント
2/11(火・祝)「サンカルパ瞑想」
2/8、3/8(土)「ヨガとお蕎麦の会」山形
3/1、15、22、29「ヨガ基礎コース」

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

ヨガインストラクター新関あや シンプル・ヨガライフ[更新終了]

公式ブログ
ヨガインストラクターの日常とレッスン情報[更新終了]
Written by

新関あや

YOGA ME!代表
ヨガティーチャー

ヨガ大好きのヨガマニア。山形出身。ヒマラヤ山中でのヨーガ修行を経て、東京都内でのヨガクラスのほか、山形「やまがたヨガ塾」「ヨガとお蕎麦の会」、姫路、仙台、愛媛、岡山、広島を中心に全国でヨガを広める。ポーズだけでなく、呼吸法・ヨガ哲学・瞑想を含め、トータルでのヨガの実践を大切にする。インド・プネにてウパニシャッド時代からの古典的なアーユルヴェーダを学ぶ。ヒマラヤでのヨガ修行の模様を収めた写真展「チベット・カイラス写真展」が全国巡回中。登山専門誌「山と渓谷」にて‘ヨガトレ’連載中。ライフスタイルマガジン「La piccola」で ’ヨガ旅’を連載中

連載記事一覧

今日の朝の人気ランキング