アーユルヴェーダはインド発祥の医学という理由で、インドに生育するハーブを利用して不調を改善する自然療法でもあります。「ゴツゴーラ」というハーブについては、初めて耳にした時からとりこになりました。なぜなら、インドでは頭が良くなるハーブとして知られているから! 知力や記憶力をアップさせることに効果的というのです。(ハーブティだからと言って過剰摂取はNG!効果がある分、危険もあります)和名は「ツボクサ」です。ほのかに海藻のような風味。ヨガの生徒さんに出した当初は、日本にない味だけに面白おかしく言われました。
個人的にコーヒーやお茶で一息するのももちろん好きですが、現在、授乳中ということもあり、ハーブティをせっせと飲んでいます。ゴツゴーラは中枢神経を刺激して、脳を活性化する作用があるということで、産後のボーッとしがちな思考回路に少しは足しになっているかも!と思っています。流行りの令和病にもおすすめですね! 日本でも、オーガニックショップや輸入食品を扱うグロッサリーでゴツゴーラのティーパックを見かけるようになりました。
実は以前、美味しいコーヒーを知る前、カフェインが入った飲み物が苦手でした。決まって夜眠れなくなります。そんなわけで美味しいハーブティ探しに夢中になった時期があります。検定資格を取得したり、ハーブのメディカル的な効果効能を実感したことも。効き目があるものはあるし、体調や体質、摂取量によってアレルギーになることもあるので十分注意しなくてはとわかりました。とくに妊娠中はノンカフェインだからと言って、全部が飲んでよいハーブティばかりではありません。妊娠前期・中期・後期によって飲むと危険なハーブティもあります。だから、YOGA ME!山形で開催しているマタニティヨガのティータイムでは、妊娠中に問題なく飲めるハーブを注意深くチェックして出しています。少しでも妊娠中のリラックス法を知ってもらえたらうれしいです。
妊娠中でなくてもハーブはリラックスにしたい時におすすめです。とくにラベンダーティやローズティ。ハーブにお湯を注いだ時にアロマの効果もあります。自分の体験からシェアする機会を増やしていけたらと思っています。
さて話を戻して、ゴツゴーラが頭の活性化に有効とするなら、ヨガは呼吸とともに動くので自律神経のリセットにも有効で、思考も安定します。ヨガの中でも、リストラティブヨガはとくにおすすめ! 重力に任せて体の力をすっかり脱力するヨガです。頭の中は空っぽになります。時間をかけてじわじわポーズが深まっていくと副交感神経が優勢になって体力や筋力、精神力を回復できます。現代人はとても忙しいので思考を休めるアクションが、雑念をリセットでき、結果的に思考のスピードをアップできると感じています。リストラティブヨガは、YOGA ME!山形でこの夏から復活する予定です。