今日のカフェボンボンは、『バビロン行きの夜行列車』。
物語の魔術師レイ・ブラッドベリの短篇集。冬の星空のようにきらめく21編をお楽しみください!
『バビロン行きの夜行列車』
著者:レイ・ブラッドベリ/訳:金原瑞人/野沢佳織
出版社:角川春樹事務所
ブラッドベリの小説は、夏の気分が似合うと思ってたけど、寒い季節に読むのもすごくいいって気づきました。冬の夜はとてもファンタジックだもの。
海辺の本屋を舞台にした「なにも変わらず」は、のどかな出だしからは思いも寄らない展開が印象的な作品。
海のすぐそばに素晴らしい本屋がある。なにがいいかというと、床下に打ち寄せる波音、「わたし」はとくに屋根をたたく雨音が気に入っていた。ある嵐の日、雨音が聞きたくて本屋へ出かけたわたしは、古い高校の記念アルバムを見つけて……。
表題作をはじめ「目かくし運転」「似合いのカップル」「ミスター・ペイル」など、とびきりイマジネーション豊かで幻想的な物語が収められています。
ブラッドベリの代表作『たんぽぽのお酒』の戯曲版が、まもなく発売予定だそうです。こちらも楽しみですね!
Love, まっこリ〜ナ
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