今日のカフェボンボンは、長崎の教会を紹介した美しい写真集。
人気写真家の白井綾が、長崎市内や外海地方、五島列島の教会を柔らかい光で写します。教会の歴史、堂内の装飾や建築様式の見どころも掲載しています。
『長崎の教会』
写真・文:白井綾
出版社:平凡社
キリシタンの重く過酷な歴史とともにある長崎の教会堂。その多くはキリシタン禁制の時代に信仰を貫いた集落にあるため、人目につきにくい、へんぴな場所に建っているといいます。
祈りの場として大切に守られてきた教会堂は、いまは静かに海辺や丘の上から集落を見つめています。質素な外観の建物は、青い空と穏やかな海に溶け込んでしまいそうですが、堂内は明るい光があふれ、誰をも迎え入れる温かな雰囲気に満ちています。
とくに好きな一枚は、森の中の小さな教会。いまにも雨が降り出しそうな空の下、木立から白い壁とブルーの窓がのぞいています。
雨の日のミサはどんな雰囲気なのでしょう? 祈りの声と雨音が堂内に響くのでしょうか……。確かめに行きたくなりました。
教会の「朝時間」は、日曜日の朝のミサ。ステンドグラスに朝日がきらめいています。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>