今日のカフェボンボンは、『見仏記6 ぶらり旅篇』。
仏友いとうせいこう&みうらじゅんの仏像めぐりの本。今回の旅は、遷都1300年を迎えた奈良に始まり、法然800年忌の京都や東海地方を訪ねます。
仏像ブームの火付け役となった『見物記』から20年。見仏道は円熟の域に達しつつあるようです。
『見仏記6 ぶらり旅篇』
著者:いとうせいこう・みうらじゅん
出版社:角川書店
それにしても、2010年の夏は暑かった……。
命の危険を感じるほどの酷暑のなか、仏像を求めて歩き回ります。これも「自分の足で寺を訪ねたい」という熱意がなせるわざ。
暑さから逃れるように入った平城京跡のショップで、“せんとくん”グッズにいきなり散財しちゃうんだけど、ゆるキャラの生みの親のみうらさんだから当然かもしれませんね。
マジカル、エキゾチック、異次元性。そんな言葉で表現される仏像愛の根底にあるのは、「仏像ってかっこいいじゃん」ということだと思うのです。だって、みうらさんの描く仏像はすごくクールだもの。ダルビッシュ系や浅田真央ちゃん似の仏像もぜひ見てみたいなあ。
ぶっつけ本番で回ったそうですが、仏像に導かれるように目的地が決まり、行く先々で素晴らしい出会いが待っていました。憧れの仏像とのご対面シーンからは深い満足感が伝わってきます。
仏友の「朝時間」は、早く仏像が見たくてたまらず、奈良ホテルを飛び出した朝。
お二人のあうんの呼吸にも魅せられっぱなしです。どうぞ、仏像ワールドにどっぷり浸かってください。
Love, まっこリ〜ナ