朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『お茶の味』。
京都の老舗茶舗「一保堂」の六代目夫人が、おいしいお茶にまつわる話をつづります。ほっとひと息つきたいとき、心を休めたいときにオススメの一冊です。
『お茶の味 京都寺町 一保堂茶舖』
著者:渡辺都
出版社:新潮社
抹茶のこと、お雑煮と大福茶、甘く冷たいグリーンティー、外で飲むお茶、茶事のよろこび。お茶をめぐる目次の言葉を眺めながら、その時々で、興味をひかれるページをめくってみるのもいいかもしれません。
この本は、お茶のおいしさを多くの人に知ってもらえたらという思いから生まれました。江戸時代半ばから京都に店を構える日本茶専門店「一保堂」の六代目夫人・渡辺都さんが、おいしいお茶の飲み方やお茶にまつわるさまざまな工夫について紹介しています。
お茶の話は京都の四季やしきたり、町の風景へと広がっていき、やがてまた日々の暮らしへとかえってきます。おっとりとした語り口から、ふだんの生活のなかでお茶を楽しみ、おいしく味わうことのよろこびが伝わってきます。抹茶が「実はもっとも飲みやすいお茶」というのも印象的。いろいろなお茶の特徴を知ることで、お茶が身近に感じられますね。
お茶のお供には、四季折々の京都の風景を。美しいお茶畑を目に浮かべると心が癒されます。お茶の時間を大切にしたくなる一冊です。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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