今日のカフェボンボンは、『仏像のひみつ』。
仏像をイラストと写真でとてもわかりやすく紹介した仏像ガイドブックです。仏像展やお寺巡りのガイドにもどうぞ!
『仏像のひみつ』
著者:山本勉/イラスト:川口澄子
出版社:朝日出版社
仏像を見るのが好きなのに、いまひとつその種類や意味合いがわからなくって。仏像のひみつを教えてくれる本書は、そんな方に断然おすすめです。
例えば、観音菩薩は変身上手。変身の目的は、人々を救うため。十一面観音は、多くの人々を見守るため、あらゆる方角に顔を向けている。千手観音は、たくさんの人々を救うため、千の手をもつのだそうです。四天王が仏教を守るガードマンの役割を果たしている、なんてこともすぐわかっちゃいます。
仏像は、仏教という宗教が生み出したさまざまなお話のキャラクター。それぞれのキャラクターの特徴を知ると、親しみがわいてきます。
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざの文殊は、文殊菩薩のこと。子どもの姿をしたものすごく賢い仏像が文殊菩薩ときけば納得です。
仏像をX線で調べると、中にさまざまな品物が入っています。
仏像は今と昔をつなぐタイムカプセル。お経や呪文、人の名前が書かれた紙に込められた、大昔の人たちの仏像への思いが伝わってきます。
Love, まっこリ〜ナ