あけましておめでとうございます。
元旦のカフェボンボンは、日本に伝わる美しい文様の本『こども文様ずかん』。
日本人は昔から、言葉のように文様に意味をもたせ、気持ちや思いを伝えてきました。着物や手ぬぐいの渋くて可愛い柄に心惹かれますが、そのデザインの意味を知ればもっと楽しくなりますよね!
『こども文様ずかん』
著者:下中菜穂
出版社:平凡社
日本人の暮らしとともにあり、祖先から受け継がれてきた「かたち」。
本書は、数ある文様の中から四季の自然をかたどった「紋」を紹介しています。
豊かな実りと平和に暮らせることへの願いを反映し、季節の風物を表す文様が多いのだそうです。
梅や桜には春の兆しを感じる喜び、地を潤す雷や雨の文様には豊作の祈りが込められています。
電光稲妻、むかい鳩、結び蝶、かすみ満月と、ひとつひとつの文様につけられた名前も粋ですね!
四季の移り変わりに特別な思いを抱く日本人の美意識が凝縮しているようです。
本の題名には“こども”とありますが、おとなだってもちろん楽しい。
でもせっかくですから、こんな面白い文化があることを、たくさんの子どもたちに知ってほしいな。
切り紙で遊べる「紋切り遊び」も付いてます。
初春の文様は、“富士山に霞”。新しい年を祝うめでたいかたちです。
本のお供は、もちろんお屠蘇で。
みなさん、お正月の「朝時間」をどのようにお過ごしでしょうか?
私は、昨夜の紅白歌合戦、美輪明宏さんの『ヨイトマケの唄』に感動しました。
美輪さんの『愛の話 幸福の話』を先日おすすめしたばかり。よかったらご覧くださいね。
2013年も、愛のある本、元気が出る本、自然を感じられる本など、たくさんの本をご紹介していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
今年も本ラブでいきましょ!!
幸せな年でありますように。
Love, まっこリ〜ナ