今日のカフェボンボンメニューは、「美味しさがとろける本」特集第2弾。
東北各地で愛される素朴なおやつとの出会いをつづった、『東北おやつ紀行』をお届けします。
『東北おやつ紀行』
著者:市川慎子
出版社:中央公論新社
深い雪を踏みしめて、朝もやのなかを歩いていく。小さな店はもう開いていて、ショーケースに朝の光が射している。近所の人たちが次々におやつを買いにやってくる。著者は珍しいおやつに目を奪われながら、地元の人の和やかなおしゃべりを聞く。
本書には、東北の町の静かな風景がしみじみと描かれています。青森の久慈良餅、花巻の経木まんじゅう、石巻のちゃきん、鶴岡のおひな菓子、郡山の源平団子。お客さん用ではなく、家族のためのおやつに、故郷を思う人もいるかもしれない。心を込めて作られたおやつのやさしい味を確かめに行きたくなりました。
東北のおやつの「朝時間」は、懐かしい町の風景。
大震災以前に訪れた場所も多く出てきます。東北で過ごした記憶が著者を励まし、今年の夏の出版につながったそうです。
本のお供には、八戸の「焼酎菓子」はいかがですか?食べるとスカッとする、おとなの駄菓子だそうです。
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