今朝のカフェボンボンメニューは、「美味しさがとろける本」特集です。本日から4回連続でお届けしますので、ご期待ください!
第1弾は、ほっぺたが落ちそうな『あんこの本』。日本各地のここぞというあんこのお店を紹介しています。
『あんこの本』
著者: 姜尚美
出版社:京阪神エルマガジン社
甘いものの原点は、やっぱりあんこ。おまんじゅうにおはぎ、たい焼きやおぜんざい。チョコレートやケーキとはまた違う、どっしりとした力強さを感じます。
ぼたんの花びらをかたどったよもぎ餅、薄墨色のおはぎ、製餡所の最中セット、パンみたいなおまんじゅう「ぱんじゅう」……。
あんこという素材から、こんなにも姿かたちの違う、美味しく味わい深いものができあがる。作り方次第で、上品にも粋にも素朴にもなるのだから、ほんと不思議です。
本書を読むと、郷土の歴史や伝統に根ざしつつ、作り手の試行錯誤とひらめき、そしてお客さんの声が、またとない味を育ててきたことがよくわかります。
ちなみに、大阪のミナミの店「玉製家」では、酒のアテにとおはぎを買っていく男性客も多いそう。辛口の日本酒となかなか相性がいいらしいの。あんこの懐の深さに感服いたします!
あんこの「朝時間」は、あずきを煮る匂いが立ちこめる台所。本のお供には、お彼岸にちなんで、おはぎをひとついかがですか?
Love, まっこリ〜ナ
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