普段はあまり使わないけれど、ないと困る「ストック品」や「備蓄品」。どこに、どうやって置くかが決まっていないと、探しにくかったり、気づいたら増えすぎていたり…管理が難しく感じますよね。
今回は、ストック品・備蓄品を無理なく管理するための収納と考え方を、3つの視点からご紹介します。まずは全体の考え方、次に命を守る備蓄品、最後に日用品ストックをラクに管理するコツまで、順番に見ていきましょう。
「スタメン」と「控え」で分ける。使わないものは“邪魔しない場所”へ

整理収納アドバイザーのサチさんによると、使用頻度の低いものは「今使うスタメン」と「今は使わない控え」に分けることが基本だそうです。
よく着る服とオフシーズンの服、よく使うものと迷っているものが混ざっていると、収納は一気に使いづらくなります。スタメンがすぐに取り出せない状態は、散らかりやすさの原因にもなります。
例えば、子ども服のクローゼットでは、オフシーズンやおさがりの服を収納袋に入れて天袋へまとめるなどしておくと使いやすさがぐっとあがります。
よく使うものは手前に、使用頻度の低いものは奥や上へ「逃がす」だけで快適になるのだそう。
また、いただきものの新品タオルなど、処分に迷うストック品も一か所にまとめて、大きめのケースに入れ、押し入れの天袋など取り出しにくい場所へ。

サチさんは「迷っている間は無理に判断せず、スタメンの邪魔にならない場所へ置く」ことをすすめています。
捨てるかどうかで手が止まるより、まずは分けて逃がす。それだけで収納スペースに余白が生まれ、日常の使いやすさが整います。
(参考:「使用頻度の低いもの」はどう収納する?片づけのプロが現場で実践している方法)
備蓄品は「ゾーン化」と「番号管理」で切らさない仕組みに

片づけアドバイザーの石阪京子さんは、備蓄品は命を守るものだからこそ、置き場所と管理方法を明確にしておくことが大切だと話しています。
まず基本は「備蓄ゾーン」をつくること。押し入れの一角などに収納ケースを置き、備蓄専用の場所を決めておくと、「どこにあるかわからない」「気づいたらなくなっていた」を防げます。関連するものをまとめる“ゾーン収納”がポイントです。
特に重要なのが水の備蓄。1人あたり1日3リットルを最低3日分、合計9リットルが目安になります。2リットルペットボトルなら5本分です。
石阪さんがおすすめしているのが、ローリングストックがしやすくなる「ペットボトルに番号を書く」方法。
たとえば1〜5の番号を2セット用意し、古い番号のものから順に使います。5番→4番→3番…と使い、1番を空けたら5本買い足す。これで必要量を常にキープできる仕組みになります。

新しく買ったものは奥へ、使うものは手前へ。数字で管理するだけで、ローリングストックが驚くほど簡単になるのが印象的です。
(参考:片づけアドバイザーがおすすめ!いざという時困らない「備蓄・ローリングストック」の基礎)
「見える」「出す」「入るだけ」でストック管理をラクに!

整理収納アドバイザーのみほさんは、ストック管理が続かない原因を「見えない・多すぎる・数が把握できない収納」にあるとしています。
3つのコツを押さえればストック品の管理がしやすくなるそうです。
【1】「見える収納」
食料品はハーフサイズのファイルボックスに立てて収納することで、上からのぞかなくても在庫量が一目でわかります。歯磨き用品なども、半透明ケースに入れることでパッと見て残数を把握できます。
【2】「外装から出して収納」
トイレットペーパーやティッシュは袋から出して浅いケースに入れると、残量が一瞬でわかります。買いすぎや買い忘れの防止につながります。
【3】「ケースに入るだけ収納」
紙袋や割り箸など、増えがちなものは「このボックスに入る分だけ」と量を決めることがコツ。あふれたら持ちすぎのサインです。
収納ケースそのものを「適正量の基準」にすることで、管理表を作らなくても自然とストック管理ができる仕組みになります。
(参考:ムダ買いを防ぐ!「ストック管理」がしやすくなる収納術)

朝時間.jp編集部の「地震対策」やっていること10選
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ストック品や備蓄品は、持つこと以上に「どう管理するか」が大切。仕組みを整えるだけで、日常も非常時もぐっと安心感が高まりますよ。

