朝を楽しむ朝時間アンバサダーのみなさんによるスペシャル連載コラム。薬膳に詳しい倉口ゆうみさんが、朝ごはんの定番「たまご焼き」を身近な食材で“薬膳料理”にアレンジするレシピをお届けします。(第1回/全3回)
おはようございます。朝時間アンバサダーの倉口ゆうみ(@yuumi__kuraguchi)です。
私は普段、薬膳講師として「疲れやすい、落ち込みやすい…」という繊細Girlsさんに向けて薬膳の発信や資格取得のレッスンをしています。
昨年、流行語大賞にもノミネートされた「薬膳」。気になっている方も多いのではないでしょうか?
一方で、薬膳料理って難しそう…というイメージを持っている方も多いかと思います。
そこで、今回は朝の定番「たまご焼き」にちょっと食材を足して完成する、“薬膳たまご焼き”のレシピを全3回にわたってご紹介していきます。
第1回目、「風邪予防&免疫力アップ」を叶えるたまご焼きです。

薬膳って特別な食材が必要じゃないの?
薬膳というと、特別な食材や生薬を使うイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません!
自然界に存在する食材すべてに意味があり、その食材を自分の体質や不調にあわせて選び、組み合わせて料理をするのが薬膳。「目的があるお食事」というと分かりやすいでしょうか。
ですので、スーパーにある食材で、立派な薬膳ごはんを作ることができます!薬膳のプロである私も、ほとんどスーパーにある食材で薬膳ごはんを作っています(笑)。
朝ごはんの定番のたまご焼きも、ケアしたい不調に必要な食材を選び組み合わせれば、立派な薬膳料理になります。
10分以内で完成!風邪予防の薬膳たまご焼きレシピ
薬膳的に「免疫力アップ」を意識した食材を組み合わせて「風邪予防のたまご焼き」に仕上げました。10分以内でできるので、忙しい朝の味方になってくれる薬膳レシピです♪

材料(卵焼き1本分)
- 卵 1個
- 水 大さじ1
- 山芋 50g
- 小ねぎ 5g
- しらす 10g
- 白だし 小さじ1/2
作り方
(1)山芋をすりおろす。小ねぎを小口切りにする。(普通のねぎを使う場合は、みじん切りか小口切りにする。)
(2)材料を全てボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。
(3)卵焼き器に油(分量外)をひき、2~3回に分けて巻いて完成。少し粗熱をとってから切ると綺麗に切れます。

山芋が入ることで、ふわふわのたまご焼きに。美味しいだけでなく、山芋は風邪予防に欠かせない食材なのでぜひプラスしてみて欲しいです!
薬膳は食材の組み合わせが大切。「なぜこの組み合わせ?」「なぜ山芋がいいの?」と理由が気になった方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
風邪にかかりやすい人、かかりにくい人は何が違うの?
中医学(中国伝統医学)では、風邪にかかりやすい人・かかりにくい人の違いは、「衛気(えき)」の充実度にあると考えます。「衛気?」と聞き慣れない言葉が出てきましたね。
衛気は、外敵から身を守る“バリア機能”のような役割です。
中医学では「気・血・水」という3つの物質が人の体を構成していて、それぞれに役割があると考えています。この「気・血・水」のバランスが崩れると、体調やメンタルが揺らぎやすくなります。
この3つの中で、衛気と関わりのあるのは「気」です。気は、私たちの体を動かしたり温めたり、病気を防ぐという働きを担っています。
難しいことはさておき、「気の量が減ると衛気も減り、バリア機能が落ちてしまい風邪などの感染症にかかりやすくなる」と、覚えていただければOKです。
風邪にかかりにくい人は、気が充実していて衛気が十分にあるので、邪気から身を守ることができるため元気でいられます。ですので、気の充実が免疫力アップに欠かせません。
今回のレシピでは、「山芋」と「しらす」が気のチャージを叶えてくれる食材です。

胃腸が弱ると風邪をひきやすくなる?
外敵から身を守るために「気の充実」が欠かせないとお話ししましたが、この気を充実させるために意識したいことが「胃腸ケア」です。
気は基本的に「食べ物」から作られます。ですので、食べ物を栄養に変える場所である胃腸の働き(中医学では「脾(ひ)」)が元気でないと気が作り出せず、バリア機能が落ちて風邪をひきやすくなります。
今回のレシピでは、「山芋」と「しらす」が、気のチャージに加えて胃腸のケアにも役立ちます。
全方位からバリアをしてくれる「肺」をすこやかに!
さらに意識できるといいのが「肺」をケアすること。なぜかといいますと、衛気は「肺」という臓腑によって、全身に巡らせているから。
つまり、邪気が入らないように全方位からバリアしてくれるのは、肺の働きのおかげ。肺の説明まですると長くなってしまうので「全方位からバリアするために肺という臓腑を大事にする必要があるんだ」ということを覚えていただければOKです!
今回のレシピでは、肺のケアにも役立つ食材として「山芋」を取り入れています。
免疫力アップ&風邪予防にはこの3つのポイントを意識しよう!
今回のレッスンをおさらいすると…
- 【1】エネルギーチャージ
- 【2】胃腸ケア
- 【3】全方位からのバリア機能を高める「肺」をすこやかに
この3つを意識することが、免疫力アップに欠かせません。
今回は、「山芋」と「しらす」で気をチャージし、胃腸もサポート。さらに「山芋」で肺の働きも助けるレシピにしています。
寒い邪気が入ると風邪をひきやすくなるので、寒さを散らして体を温める「ねぎ」もプラスしています。
ちなみに、たまご焼きの主役である卵は「うるおい」と「栄養チャージ」を叶えてくれるので、ハリツヤ感のあるお肌やうるおいのある髪に導きます◎
その他、不安感をやわらげる効果も期待できます。

身近な食材で簡単にできるたまご焼きですので、ぜひお試しください♪
次回は「冷え&温活」をテーマにした薬膳たまご焼きのレシピをご紹介します。
Instagramのストーリーズでは、薬膳講師が作るカンタン薬膳ごはんをシェア、毎週水曜日21時は音声で学ぶ薬膳レッスンを配信しています。
薬膳の扉を一緒に楽しく開きませんか?ぜひつながって下さると嬉しいです^^

10分で学べるゆーみんの薬膳レッスン:https://stand.fm/channels/67ddd1d5ea64634e385ab736
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HP:https://yumi-kurara.link/wp/
参考文献:『薬膳食典 食物性味表』日本中医食養学会編著、日本中医学院監修(燎原書店)

“ちょい足し”で薬膳ごはん!朝5分でできる「中医学的ご自愛(セルフケア)」
おはようございます。朝時間アンバサダーの倉口ゆうみ(@yuumi__kuraguchi)です。私は普段、薬膳講師として「疲れやすい、落ち込みやすい…」という繊細Girls…
【プロフィール】倉口ゆうみさん/国際薬膳調理師/繊細Girlsさんのための薬膳レッスン主催

「疲れる・落ち込む・お腹が弱い…」繊細気質な女性のための中医学的ご自愛ケアを発信している薬膳講師。心身の不調を感じた28歳の時に薬膳に出会い「岩手で薬膳のスクールを作る」を目標に1年半、月1で岩手から神戸のスクールに通い猛勉強。現在は、岩手やオンラインでレッスンを主宰しています。講師歴8年目。 ゆらぐメンタルを薬膳の知恵でケアする方法を日々発信中。悩んでいる方の力になれたら嬉しいです♪
■Instagram:@yuumi__kuraguchi
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