“ちょい足し”で薬膳ごはん!朝5分でできる「中医学的ご自愛(セルフケア)」

 

朝を楽しむ朝時間アンバサダーのみなさんによるスペシャル連載コラム。薬膳に詳しい倉口ゆうみさんが、薬膳のミニコラムと中医学的「朝のご自愛(セルフケア)」をご紹介します。(2回/全3回)

おはようございます。朝時間アンバサダーの倉口ゆうみ(@yuumi__kuraguchi)です。

私は普段、薬膳講師として「疲れやすい、落ち込みやすい…」という繊細Girlsさんに向けて薬膳の発信や資格取得のレッスンをしています。

前回から全3回にわたり「朝にできる中医学に基づく、ご自愛(セルフケア)」をテーマにコラムを書いております。

第1回:朝1分で心も体もリセット!薬膳講師おすすめ、中医学に基づく「朝のご自愛(セルフケア)」

今回は、朝5分でできるセルフケアと、朝ごはんにまつわる薬膳ミニコラムをお届けします。

コーヒー

朝ごはんは食べた方がいい?食べない方がいい?

朝ごはんに関しては色々な情報がありますが、薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では「朝ごはんこそ食べましょう!」という考え方です。

なぜかというと、中医学においての養生時計の子午流注(しごるちゅう)では、朝の7時~9時は1日の中で最も消化がスムーズにしやすい時間といわれているからです。

つまり、他の時間よりもこの時間に飲食をした方が食べた物を栄養に変えやすいということ。

和食の朝ごはん

やる気が出ない、集中力が続かない、疲れやすい、身体が冷えやすい…こういった症状がある方は栄養不足(中医学では気血不足といいます)の可能性が高いので、そんなお悩みをお持ちの方こそ、朝ごはん習慣をつけるとゆらぎにくくなるかもしれません。

ちょい足しで薬膳ごはんに!?「5分でできる薬膳朝ごはん」

そうはいっても、朝は時間がなくてなかなか朝食をとる時間がとれない…という方もいらっしゃいますよね。そんな方にぴったりな、時間がない時でも5分で作れる薬膳ごはんの例をご紹介します!

疲れやすい、落ち込みやすいというお悩みの方におすすめの朝ごはんアイディア集です。

【1】インスタントお味噌汁にちょい足し!

何を作ろうか迷ったら「お味噌汁」がおすすめ。とはいえ、朝ごはん習慣がない方にとっては、いきなりお味噌汁を作るというのもハードルが高く感じますよね。(私もそうでした)

そんな方は、まずインスタントのお味噌汁を飲むところから始めましょう。インスタント味噌汁にちょい足しをして工夫すると、立派な薬膳朝ごはんになりますよ。

▼ゆらぎやすい方におすすめ「ちょい足し食材リスト

おすすめの食材をピックアップしてみました。ご自身の今日の体調にあわせて、お味噌汁にトッピングしてみてください。もちろん、何種類か組み合わせても◎

  • 黒ごま…エネルギーの貯蔵庫である腎(じん)を労わるので、疲れやすい人に。
  • 山椒…身体を温める性質で特にお腹を温めます。冷えを感じる人やお腹が冷たいと感じる人に。
  • 鰹節…エネルギー(気)と栄養(血)をチャージ、ゆらぎやすい人の味方です。
  • 温泉卵…卵はメンタルケアに必須な血のチャージと潤いチャージを叶える食材。
  • 冷凍ほうれん草…ほうれん草は潤いと栄養をチャージする食材。レンジで解凍してからちょい足しするとGood!もちろん茹でたほうれん草でも◎
  • 紫蘇…イライラする、気分が鬱々する、食欲が出ないという時におすすめ。刻んでお味噌汁にトッピングしてみて。
  • 柚子パウダー…少し変わり種ですが、柑橘系は気の巡りをスムーズにするのでイライラした時に◎食べる時に振りかけて香りを楽しみながら味わって。

こちらのお味噌汁は、鰹節をたっぷりトッピング。さらに、ストレスケアのために大葉をプラスしました♪

和食の朝ごはん

【2】白米にちょい足し!

お味噌汁と一緒に頂きたいのは白米。お米は胃腸系、特に「脾(ひ)」の調子を整えるといわれています。ほかほかの白ご飯にツナをのせれば、相性抜群の簡単ごちそうに。お味噌汁と一緒に召し上がれ♡

  • 白米with ツナ
    ツナとお米は気血のチャージにいい組み合わせ。気は身体を温め、やる気を出すために欠かせない物質で、血はメンタルケアに必須な物質です。ツナご飯で簡単に気血チャージできるので、いつでも食べられるようにツナをストックしておくのがおすすめ!
  • 白米withかつおぶし+温泉卵
    卵や鰹節はストックしている方も多いのでは?卵は気持ちを安定させてくれる血を補ってくれるもの。薬膳の世界では、鰹節は気血チャージをして胃腸系システムの脾を労わる食材といわれています。

お米と合わせることで、エネルギーチャージとメンタルケアの期待ができるので、この組み合わせをぜひ覚えておいてください♪

※温泉卵は、器に卵を割り入れ穴をあけ、少しのお水を入れてレンジで40~50秒ほどレンジでチンするとできます。爆発しやすいので時間は調整しながらやってみてください。

にんじんのおかずをトッピングしたご飯
こちらはツナ&人参&黒すりごまを和え、白米にトッピングしたもの。(スライスした人参をレンジで1分程チンして、ツナと黒すりごまを和えて作ります。)

血を補うパワーがアップする組み合わせです。余裕があればこの組み合わせもお試しください^^

体調を整えるために夜型から朝型にシフトチェンジ

こう偉そうに書いていますが(笑)、実は私も朝ごはんを食べる習慣がなかった1人です。

以前は0時過ぎに寝るのが当たり前で、朝はとにかくギリギリまで寝ていたいので、朝ごはんは食べずに出社。10時くらいにお腹が空いてきてお菓子を休憩時間に食べる…という生活をしていました。

こんな生活をしていたので、当時の私は体調とメンタルがいつも不安定。「これではダメだ…でも、何かを変えないといけない!でも…何を変えたらいいの?」と、途方に暮れていた時に本屋さんで薬膳に出合いました。

中医学の勉強アイテム

上記のように、朝はエネルギーチャージに向いている時間。その時間に朝食を抜いていると疲れやすくなったり、落ち込みやすくなるという理由と対策を薬膳で学び、そこから一念発起して夜型生活から朝型生活へシフトチェンジ。

正直、最初は半信半疑でしたが、実際に暮らしを変えると調子がいい日が増えてきて。何より、「気分のアップダウンは自分の性格のせいではなく、ライフスタイル・食習慣が影響している」ということを身を持って経験しました。

もし、メンタルが安定せず自分を責めてしまうことがあるなら、まずは自分と向き合うことや磨くことを一旦脇において「早く寝て朝ごはんを食べる」ことをおすすめします。

悩んでいる時は、物事を複雑化しやすいですし視野も狭くなりやすい。そんな時はシンプルに身体が元気になることを集中してやってみると、自然と心もきっといい方向に進んでくれます。

心と身体はつながっていますからね^^

苔に広がる赤い紅葉

「今の生活をちょっと変えてみたい」そんな時は、今回紹介したちょい足し朝ごはんレシピを参考にしてもらえたら嬉しいです♡

★夜型だった私が朝型生活にシフトするために意識したことをコラムにしているので参考にしてみてください

▼夜型から朝型にシフトチェンジ成功!「早起きの習慣化」ため意識した3つのポイント

★ゆらぎやすい繊細Girlsさんに向けて薬膳レッスンをSNSで発信しています。あなたのペースで遊びにいらしてくださいね!

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朝1分で心も体もリセット!薬膳講師おすすめ、中医学に基づく「朝のご自愛(セルフケア)」

おはようございます。朝時間アンバサダーの倉口ゆうみ(@yuumi__kuraguchi)です。私は普段、薬膳講師として「疲れやすい、落ち込みやすい…」という繊細Girls…

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【プロフィール】倉口ゆうみさん/ゆーみんの薬膳メンタル学主宰/国際薬膳調理師

倉口ゆうみさんプロフィール

「元・イライラ&落ち込み激しめGirlによる自分責めを卒業する方法」を薬膳&哲学エッセンスをたっぷり詰め込んで発信している薬膳講師。人生のテーマは『もがく私は芸術品』落ち込むこともあるけれどそれも人生。一緒にもがきながら人生を味わっていこう♡そんな想いで発信しています。繊細なのに体育会系な熱いハートも持っていてなんでも深めたいオタク気質の35歳。岩手で夫と保護猫とのんびりまったり暮らしてます。)
■Instagram:@yuumi__kuraguchi

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