年末が近づくと、気持ちも予定もあわただしくなりがちですが、朝の静かな時間にそっと1年を振り返ると、心がすっと整い、新しい年を前向きに迎える準備ができます。
今回は、朝だからこそ続けやすい“振り返り&リセット”の手帳習慣をご紹介します。
カレンダーと写真で“ざっくり”振り返る。気軽にできる1年の棚おろし

misakoさん(@misako1104)によると、来年の目標を考える前に「まずは今年をざっくり振り返る」のが大きなヒントになるそうです。
手帳やカレンダー、スマホのスケジュールを1月から順に眺めてみるだけで、意外と忘れていた出来事や感情がよみがえり、月ごとのテーマやキーワードが見えてきます。
さらに、スマホに残した写真を月別に見返すと、言葉だけでは思い出せなかった場面までリアルに思い出せて、違った角度からの気づきも生まれます。
こうして振り返りの材料がそろったら、家族がまだ寝ている朝のひとり時間にゆっくりまとめるのがおすすめ。朝は気持ちが前向きになりやすく、来年の目標づくりにも自然とつながっていきます。
(参考:1年の振り返りは「朝」がおすすめ!来年の目標を決めるコツ3つ)
週1回の「My Meeting Time」で、夢に近づく行動をつくる

手帳スタイリストの田河早紀さんが教えてくれるのは、週に1回だけの朝の手帳タイムで夢を現実に近づける方法。
毎日書けなくても、週1回の振り返りが続けば、自然とPDCAサイクルがまわり、夢に向かう行動へつながるのだそうです。
おすすめは、土日やお休みの日の朝の時間に「My Meeting Time」として予定を入れてしまうこと。お気に入りのカフェやおうちの心地よい場所など、少し特別な空間で手帳を開くだけで、やる気やアイデアがふっと湧いてきます。
My Meeting Time の流れは次の通り:
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「DREAM LIST」を読み返す
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1週間の出来事を書き出す
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良かった点・反省点を赤ペンで記録
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来週やりたいことを書く
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夢に近づくアクションをひとつ実行
振り返ることで、自分の行動や気づきがクリアになり、「次はこうしてみよう」と前向きな気持ちが自然と育っていくのが魅力です。
(参考:振り返りがコツ!「週1回の朝手帳」で夢を叶える方法)
年に数回の“リセットタイミング”で、気持ちを整え直す

同じく田河さんが大切にしているのが、年に数回「リセットタイミング」をつくること。
週1回の振り返りを続けていても、気持ちの波はどうしても訪れるもの。そんな時こそ、気持ちを仕切り直せる節目があると、また軽い足取りで進めるようになります。
田河さんが決めているリセット日は、1/1(元旦)、誕生日、6/30(半年の節目)、10/1(年末のスタート)といった年に数回の区切り。
さらに、月初の「マンスリーリセット」も習慣にしておくと、毎月自然と気持ちが整いやすくなるそうです。
年末年始はリセットタイミングとしては最適です。
リセットタイミングで行うのはこの3つ:
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今の気持ちを書き出す
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DREAM LIST を振り返る
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進捗を確認する
心のモヤモヤを言語化して、夢との距離を確認することで、自己肯定感もやる気も上向くのがこの手帳術の魅力です。
(参考:年に数回でOK!夢を叶える「リセット」手帳術のすすめ)
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朝は気持ちが整いやすく、自分と丁寧に向き合える特別な時間。1年の振り返りも、週1の振り返りも、年数回のリセットも、すべて“朝だからこそ続けやすい習慣”です。
無理のないペースで取り入れながら、新しい年を軽やかに迎える準備をしてみてくださいね。

