散らかる原因は収納不足じゃない。プロが実践する断捨離「見極めのコツ」3つ

 

おはようございます。整理収納アドバイザーのみほです。

部屋が散らかる原因の多くは、収納が下手だからではなく、モノが多すぎることです。どんなに工夫しても、容量を超えたモノは収まりきらず、出しっぱなしになってしまいます。

だからこそ大切なのが「断捨離」。

ただし、断捨離は一度やって終わりではなく、繰り返すことで本当に必要なモノが見えてきます。

【1】1回目は“本当に不要なモノ”だけでもOK

最初から大きく減らそうとすると、迷いが出てなかなか進みにくいものです。「高かったから」「まだ使えるから」といった理由で残してしまうのは自然なこと。

不用品

まずは明らかに不要なモノだけを手放せば十分です。例えば、穴があいてしまった靴下、壊れたおもちゃ、賞味期限切れの食品など。

完璧を目指さず「とりあえずここから始めよう」と小さな一歩を積み重ねるのが、続けるコツです。

【2】繰り返すことで“使っていないモノ”に気づける

1度は残したモノでも、暮らしの中で「やっぱり出番がない」と気づくことがあります。

洋服なら「痩せたら着るかも」と思ったワンピース、キッチンなら「便利そう」と買ったけれど一度も使っていない調理器具、リビングなら「子どもがまた遊ぶかも」と思って残した古いパズル。

時間が経つことで気持ちに変化が生まれ、冷静に判断できるようになります。

不用品の見直し

わが家でも半年に一度、「捨てられないモノボックス」の見直しタイムをつくってあります。

最初はほとんど残していた主人も、2回目・3回目の断捨離で「あ、やっぱりこれは不要だな」と自然に手放せるようになりました。

【3】自分の“本当に必要なモノ”がクリアになる

断捨離を繰り返すうちに、自分にとって必要なモノとそうでないモノの境界線がはっきりしてきます。

  • 毎日使うから残す
  • 数を決めて持つ
  • 管理が面倒だから持たない
  • 代用できるなら持たない

こうした基準が明確になると、新しくモノを迎えるときも「これは本当に必要か?」と立ち止まれるようになります。

手放す服3着

例えば、洋服なら「ワンシーズンで何度も着たものは残す」、キッチン用品なら「あったら便利だけどなくて済むものは買わない」といった自分なりのルールが見えてきます。

結果的に、モノが自然と厳選され、散らかりにくい暮らしへと変わっていくのです。

まとめ

片づけを続ける秘訣は、収納テクニックよりも「繰り返しの断捨離」。一度で完璧に減らさなくても、回数を重ねることで“自分に本当に必要なモノ”が見えてきます。

今日から「今回はこれだけ手放せたらOK」と気軽に始めてみてください。小さな積み重ねが、散らからない心地よい暮らしにつながります。

わたし自身、整理収納アドバイザーになった今もトライ&エラーを繰り返しながら、家族が暮らしやすい収納をめざして奮闘しております。みなさんの忙しい朝の時短に少しでもつながれば幸いです。

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☆この連載は<隔週金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに!

 

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整理収納アドバイザー みほ

片づけ好きが高じて、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。2児の母。

ワンオペ育児に白目むきながら、家事楽収納ですっきりシンプルな暮らしをめざしています。収納、便利グッズ、ガーデニング、子育てなど、暮らしぶりをInstagramで発信中。

Instagram:@mih5222

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