いろいろと疲れている時に。ほっとひと息つくための本、オススメ2冊

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ～ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、ほっとひと息つくための本。

最近ちょっとしんどいなあ、いやいやもうずっと疲れてるなあと感じている方にオススメの２冊を選びました。読書でゆっくりリラックスしながら、日頃の疲れやストレスを癒してくださいね。休日の読書にもぜひ。

心に効くイラストエッセイ

『怠けてるのではなく、充電中です。』
著者：ダンシングスネイル／訳：生田美保
出版社：CCCメディアハウス

私はいま充電中。何もやる気が起きないとき、疲れ切ってしまったとき、憂鬱なとき、そんなふうに考えたらが少し楽になるかもしれない。少しどころかずいぶん心が安らぐ気がします。

イラストレーター、イラストエッセイ作家のダンシングスネイルが、自分の経験を踏まえた心の充電法を紹介した本書。憂鬱と無気力感に悩み続けてきた著者が編み出したのは、心を充電するための小さな儀式です。それはたとえば「自分の人生だけ足踏み状態のような気がするとき」に、過去の自分と比較してどん底だったときを思い出すこと。そして自分のいいところだけ拡大解釈してみること。「自信を喪失しているとき」には、小さなことで自分を褒めるのを忘れずに。

「『大丈夫じゃないときは大丈夫じゃないって言ってもいい停留所』があったらいいのに」「そこには『大丈夫じゃなくても大丈夫だよって言ってくれる人』がいたらいいな」こんな言葉に共感しました。心の中はちっとも大丈夫じゃない。でも誰にも言えない。そんなときにそっとページを開きたくなる一冊です。

おつかれさまに癒される

『夜廻り猫居酒屋ワカル』
著者：深谷かほる
出版社：講談社

8コマ漫画『夜廻り猫』の大人気キャラクター猫・ワカルを主人公に描いた一冊です。居酒屋で働くワカルがあなたの心を優しさで包みます。

今日もおつかれさま。この言葉が聞きたくてみんなお店に足を運ぶのかもしれません。居酒屋の扉を開ければ、可愛い子猫のワカルちゃんがいつもそこにいて、本日のおすすめメニューを作ってくれます。愛嬌たっぷりで聞き上手なワカルに「おしごと大変ですか〜？」なんて聞かれれば、誰にも言えないでいたこともつい話したくなる。ちょっと嬉しいことがあった日もワカルに聞いてほしくなる。その気持ち、よくわかります。

お客さんが「子供は可愛い」と話していると「君たちおとなもかわいいよ〜！」とワカルが言うシーンにグッときます。締め切りに追われる作家さんには夜食のお弁当を、なかなか就職が決まらない就活生にはおなかにやさしい鍋焼きうどんを。店の常連さん同士の距離感もいい感じです。

ワカルが居酒屋を始めた理由は、一緒に暮らす八十代のさっちゃんにあるものをプレゼントしたいからなんですよね。健気で愛らしいワカルに癒されるひとときをぜひ。

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詳しくはこちらの記事をどうぞ。
＊『怠けてるのではなく、充電中です。』
＊『夜廻り猫居酒屋ワカル』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ～ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

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