みなさま、おはようございます。料理研究家の「かめ代。」です。
心が楽になる2品弁当。連載第303回目の2品弁当は
- タラの薄切りチーズカツ
- わかめとツナと野菜のレンジ卵
の2品をご紹介します。
梅雨に入ると、お弁当の傷みやすさが気になってくる季節。
そんな時期にうれしい、傷みにくくてボリュームのある定番おかずといえば「揚げ物」。少ない油でカリッと仕上げる「揚げ焼き」なら、手軽に作れて後片づけもラク。
魚の切り身は、焼くだけだとボリュームが出にくく、臭いが気になることもありますが、「薄く切って」揚げ焼きにすると、火の通りもよくなり、美味しさと見た目のボリュームがぐんとアップします。
今回は、衣に「カレー粉」と「粉チーズ」を入れて、風味もコクもしっかりと!
合わせる卵料理は、この連載でもたびたびご紹介している、手軽な「レンジ卵」。今回は、わかめとツナに野菜をたっぷり合わせました。
手軽に作れるボリューム弁当。ぜひお試しください。
小さな魚の切身をボリュームUP!「タラの薄切りチーズカツ」「わかめとツナと野菜のレンジ卵」2品弁当
1品目 タラの薄切りチーズカツ
材料(1人分)
- タラの切身 1切れ
- 塩 ひとつまみ
- こしょう 少々
- (A)カレー粉 小さじ1/2
- (A)牛乳 大さじ2
- (A)薄力粉 大さじ2
- (A)粉チーズ 大さじ1
- パン粉 大さじ5程度
- 油 大さじ2程度
作り方
1) タラは骨があれば取り除き、厚さ7mm程度のそぎ切りにして、塩とこしょうを全体に軽くまぶす。
※塩とこしょうは、バッター液の方に混ぜてもOK。
2) Aを混ぜてバッター液を作り、(1)に絡め、パン粉をまぶす。
※衣が余らないよう、しっかりと魚にまぶしてください。
3) フライパンに油を入れて中火で熱して、(2)を並べ入れて蓋をして揚げ焼きにする。
4)こんがり焼けたら裏返し、両面を焼く。
※ペーパーなどの上で油切りをしてください。
2品目 わかめとツナと野菜のレンジ炒り卵
材料(1人分)
- わかめ 大さじ1
- ツナ缶 1/2缶
- にんじん 3cm(30g程度)
- ピーマン 1個
- 水 小さじ1
- 塩 ひとつまみ
- しょうゆ 小さじ1/2
- 卵 1個
作り方
1) わかめは小さなボウルに入れ、かぶる程度の水を入れて戻しておく。
2) にんじんは拍子木切りに、ピーマンは1cm幅に切る。耐熱容器に入れて塩と水をからめ、ふんわりとラップをして電子レンジ(500W)で1分加熱する。
3) (2)に、戻ったわかめとツナを入れ、卵を割り入れて混ぜる。
4) ふんわりとラップをして、電子レンジ(500W)で30秒加熱し、一旦取り出して混ぜる。
5) さらに、ふんわりとラップをして30秒程度追加で加熱し、卵に完全に火を通す。
※わかめは調理の最初に水につけて、戻しておいてください。
2品弁当の詰め方プロセス
今回はスリム型2段に詰めます。
1) ご飯を1段に詰めて冷ましておく。
2) レンジ卵を詰めて大葉を置く。
3) 底に大葉を何枚か敷くと詰める時すべりにくく、見た目もきれい。食べられるのでそのままタラと一緒にどうぞ。口の中がさっぱりします。
4) ご飯の上にしば漬けをのせて黒ごまをちらす。
※分量外の材料(ご飯 1人分、黒ごま、しば漬け、大葉 各適量)
*****
今週の「心が楽になる2品弁当」、いかがでしたか?
小さめの魚の切り身でも、ひと工夫でボリュームのあるおかずに仕上がります。
そんな時は、今日のタラのカツを思い出してみてくださいね。
薄く切ると火通りもよく、調理の不安も減って気持ちがラクになります。
忙しい朝でも手軽に作れる2品で、少しでもお弁当作りの負担が軽くなりますように。
心と体にやさしいお弁当、ぜひ日々の中で役立ててくださいね。
******
「心が楽になる2品弁当」のルール
- おかずは2品だけ
- 詰め方も簡単に。紙カップは使わない
- 市販の調味料やあしらいものは常備して利用
- 2品で朝15分以内に完成する簡単美味しいお弁当
*****

缶詰でラクラク!「さんま缶のカレーパン粉焼き」「ピーマンとベーコンのかぼちゃ和え」2品弁当
みなさま、おはようございます! 料理研究家の「かめ代。」です。心が楽になる2品弁当。連載第109回目の2品弁当はさんま缶のカレーパン粉焼きピーマンとベーコンのかぼちゃ和え…
料理研究家 かめ代。
公式サイト 「 kameyo レシピと暮らし」 https://kameyogohan.com/
☆この連載は<毎週日曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!