おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
10月27日、日経平均株価は史上最高の5万円を突破。2026年は、私たちの暮らしに密接するさまざまなモノが値上がりする可能性が高い年となりそうです。
円安や原材料費の高騰、物流コストの上昇など、複合的な要因が重なり、家計への影響は避けられません。
今回は、値上がりが予測される具体的なモノを15個紹介しながら、今からできる対策を考えてみましょう。

値上がりが予測されるモノ15選
【1】食パン・小麦製品
→ 輸入小麦の価格上昇と円安の影響。給食や外食にも波及。
【2】牛乳・乳製品
→ 飼料代の高騰と酪農家の減少により、供給が不安定に。
【3】卵
→ 飼料価格と鳥インフルエンザの影響で価格が高止まり。
【4】食用油
→ 原料の大豆・菜種の価格上昇。家庭用・業務用ともに影響。
【5】冷凍食品
→ 原材料費と電気代の上昇で、製造コストが増加。
【6】インスタントラーメン
→ 小麦・油・包装資材の値上がりが直撃。
【7】ガソリン・軽油
→ 原油価格の変動と円安の影響。通勤・物流コストに直結。

【8】電気料金
→ 再エネ賦課金や燃料費調整制度の見直しで上昇傾向。
【9】ガス料金
→ LNG価格の高騰と輸送コストの増加。
【10】水道料金(自治体による)
→ 老朽化した設備の更新費用が反映される可能性。
【11】紙製品(ティッシュ・トイレットペーパー)
→ パルプ価格と輸送費の上昇。まとめ買いの傾向も。
【12】洗剤・柔軟剤
→ 化学原料の価格上昇と容器コストの増加。
【13】衣料品(特に輸入ブランド)
→ 為替の影響と海外生産コストの上昇。
【14】家電製品(冷蔵庫・洗濯機など)
→ 半導体価格の高騰と物流費の増加。買い替え時期に注意。
【15】宅配便・郵便料金
→ 人件費と燃料費の上昇により、運送業界全体が値上げ傾向。
今からできる家計防衛術
支出を把握し、値上げ前に必要なものを計画的に購入していきましょう。
ただし、過剰在庫は使い切れず、かえって無駄遣いになる可能性も。
ストック過多を防ぎ、本当に必要なものだけを選ぶ習慣を身につけることが大切です。
また、電気・ガスといった固定費は、プラン変更や節電グッズの活用によって節約が可能です。
さらに、物価上昇に備えて、つみたて投資などを活用し「資産を育てる視点」も取り入れていきましょう。
まとめ
物価上昇を嘆くだけでなく、「今できること」に目を向けて家計を整えることが大切です。
最新情報をキャッチしつつ、暮らしの質を落とさず賢く備えていきましょう。

