肌寒い季節や体調を崩しがちなとき、心も体も癒してくれる温かいスープが恋しくなりますよね。
今回は、連載「働く女子の簡単セルフケア朝ごはん」でも数多くのレシピを紹介してくれた、料理家 齋藤菜々子さんの最新刊『潤いスープ』の中から、おすすめのレシピを2つご紹介します。
中医学に基づいたスープレシピは、潤いを補いながら体を内側から整えます。肌や髪のパサつき、月経痛、更年期障害など、さまざまな体調ケアに役立つメニューは、美容や健康が気になる多くの方の味方になってくれるはず。
寒い日や体調が優れない朝にも嬉しい、体に優しいスープをぜひお試しください!
<レシピのお約束>
・食材を洗う、皮をむくなど、基本的な下処理はレシピから省いています。適宜行ってください。
とろ~り、ジューシーな食感が広がる♪「豚肉となすのオイスタースープ」
豚肉のうまみやなすのジューシーさの奥に、ほんのり酸味。夏バテで食欲がないときにも、おすすめのスープ。余りがちなオイスターソースは、だし代わりに使うと便利です。(齋藤さん)
豚肉となすのオイスタースープ
【材料】2人分
豚こま切れ肉(100g)
塩…ふたつまみ
片栗粉…大さじ1/2
なす…3本(240g)
しょうが(せん切り)…1かけ分
長ねぎ…1/3本
(A)水…500ml
(A)オイスターソース…大さじ1と1/2
(A)酒…大さじ1
(A)しょうゆ…小さじ2
(A)酢…小さじ1
こしょう…適量
ごま油…大さじ1と1/2
【作り方】
【1】豚肉は塩をふってもみ、片栗粉をまぶす。
【2】鍋にごま油としょうがを中火で熱し、1を炒める。豚肉の色が変わったらなすを加えて炒める。
【3】全体に油が回り、しんなりしてきたら、Aを加える。煮立ったらふたをして、弱めの中火で5分ほど煮る。長ねぎを加えてさっと煮る。こしょうで味を整える。
優しい味わいの一杯◎「にんじんのかき玉スープ」
目のケアには血が不可欠。にんじんは血を補い、目を養うほか、消化器官も強めてくれます。つるんとしたとろみに、こしょうのアクセントが効いたスープです。(齋藤さん)
にんじんのかき玉スープ
【材料】2人分
にんじん…1/2本(75g)
卵…1個
長ねぎ(斜め薄切り)…1/2本
(A)水…500ml
(A)しょうゆ…小さじ2
(A)塩…小さじ1/2
片栗粉…小さじ2(同量の水で溶く)
粗びき黒こしょう…適量
ごま油…大さじ1/2
【作り方】
【1】鍋にごま油を中火で熱し、にんじん、長ねぎを炒める。
【2】しんなりしてきたらAを加え、煮立ったらふたをして弱火で5分ほど煮る。
【3】火を止めて、よく混ぜた水溶き片栗粉を回し入れる。中火にかけ、混ぜながら30秒ほどとろみがつくまで煮立てる。強めの中火にし、溶き卵を少しずつ回し入れる。卵が固まってきたら、粗びき黒こしょうで味を調える。
【最新刊】体を内側から整えるレシピを掲載!『潤いスープ』
「人の体は半分以上が水分でできている」と言われますが、年齢を重ねるにつれて体内の水分量は徐々に減少していきます。中医学でも、加齢によって体の潤いが失われることがさまざまな不調の原因になると考えられています。
そんな「乾き」が引き起こす不調に寄り添うレシピを集めたのが、国際中医薬膳師・齋藤菜々子さんの最新刊『潤いスープ』です。中医薬膳師ならではの専門知識を活かし、体に潤いを与えながら健康を整えるスープ作りを提案しています。
“薬膳”と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、この本で使う食材は、ほとんどがスーパーで手軽に手に入るものばかり。さらにスープなら、忙しい日でも簡単に作ることができ、栄養を余すことなく摂れるため、日々の生活に取り入れやすいのが魅力。仕事や家事、育児…と忙しい毎日を頑張る方にこそぜひ手に取って欲しい1冊です!
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※本記事の内容は記事制作時点のものです。価格・在庫状況等は変動する場合がありますので、最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
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撮影:衛藤キヨコ
スタイリング:久保百合子