おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:どうすればいい?「年賀状じまい」のマナー
元旦に届くように贈る年賀状。日本の伝統的な風習である年賀状は、今までお世話になった方を思い出す
良い機会になりますよね。また、なかなか会えない方から年賀状がくると「元気でやっているんだな」と、一年のはじまりに温かい気持ちにさせてくれることも。
しかしながら、昨今ではさまざまな理由で、年賀状を送る人が減少しています。
「年賀状は今年で最後にしよう!」と思っている場合は、急にやめるのではなく、お相手に心配をかけないよう「年賀状じまい」を書くことをおすすめします。
今回は、「年賀状じまい」の印象の良い書きかたを一緒に考えましょう。
年賀状じまいの書きかた
「今年で年賀状を最後にします」と伝えることで「私との付き合いは終わりなのかしら?」と相手を不安にさせないよう、年賀状じまいでは「ことば選び」に十分気を付けましょう。
受け取った人だけではなく「すべての人に対して年賀状じまいをしている」ということがわかる一言を入れることで、誤解は少なくなります!
例)
- 今後はご挨拶の場をSNSに移し、年賀状は本年限りで控えさせていただこうと思っております
- 昨今の時流に乗り、本年で年賀状じまいをさせていただくことといたしました
- 私事で恐縮ではございますが、本年をもって、皆さまへの年賀状を失礼させていただくことにいたしました
- 環境配慮の一環として、どなた様にも年賀状でのご挨拶を控えさせていただくこととなりました
このように「どなた様にも」「皆さまへの」などの表現を添えることで、相手を不安な気持ちにさせることが防げるのではないでしょうか。
「お付き合いは続けていきたい」という意思を伝える
年賀状じまいを伝えたあとは、「今後も変わらずお付き合いをさせていただきたい」、という一文を入れるようにしましょう。
「関係が終わるわけではない」と分かるとお相手も安心しますし、印象が良くなります。
例)
- 今後は電話やメール、SNSで連絡させていただけますと幸いです
- 今後も変わらず定期的に近況をご報告できると嬉しいです
- これからも変わらぬお付き合いをお願いいたします
- またお会いできることを楽しみにしております
*****
いかがでしょうか。
最後の挨拶ほど、丁寧に。
急に年賀状の送付をやめてしまわないよう、ぜひ年賀状じまいを書いて、お相手と末永く良いお付き合いを続けてくださいね。
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それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!