由来、金額の相場…知っておきたい「お年玉」豆知識

 

12月27日:今日は「寒天発祥の日」

ヘルシーで食物繊維が豊富だといわれている寒天。今日は寒天の“発祥”を祝い、後世に伝えていくことを目的として制定された記念日です。

さて、だんだんとお正月が近くなり、ふと“お年玉の発祥”について気になった私。そういえば、お年玉の由来や習慣はいつ頃から始まったのでしょうか…?

ということで、今日はお年玉の由来と相場について調べてみました。

お年玉の由来って?

お年玉

『暮らしのことば 新 語源辞典』によると、お年玉の「年玉」の語源は、歳神様(としがみさま:正月に家々で祀る神のこと)による、“年”の始めの“賜”物(たまもの)であるからとする説が有力だと言われています。

また、そのときに贈る餅が丸い玉の形をしていたことも一つの説であるようです。

「年玉」の言葉自体は室町時代から使われるようになり、当時はお金ではなく、掛け軸やお茶碗などモノを渡す習慣だったそう。時代の流れとともに、今のスタイルに変化したようです。

(参考文献:『暮らしのことば 新 語源辞典』

お年玉の相場って?

お年玉

KSBニュースによると、お年玉の相場目安として、以下の金額が挙げられています。

  • 小学校低学年:1,000円〜3,000円
  • 小学校高学年:3,000円〜5,000円
  • 中学生:5,000円〜10,000円
  • 高校生:5,000円〜10,000円

ご家庭の状況によって変化するとは思いますが、年齢とともに徐々に上げていくところが多いようです。また、お年玉を渡し始めるタイミングは、「お金の意味が分かるようになってから」が目安の一つとなりそう。

主に、高校や大学を卒業したらお年玉を渡すのは終了する家庭が多いとのこと。子どもや親戚の子に渡す場合は、事前に夫婦、家族間で金額や渡し始める時期などを相談しておくと良いですよ。

(参考:KSBニュース|「お年玉の相場はいくら?」「何歳まであげるべき?」お正月の疑問を専門家に聞いてみた【みんなのハテナ】

もうすぐやってくるお正月に向けて、しっかり準備しておきたいですね♪

「寒天発祥の日」とは?

京都府京都市に事務局を置く「伏見寒天記念碑を建てる会」が制定。京都の伏見が寒天発祥の地であることをアピールし、京都市伏見区御駕籠町近辺に記念碑を建て、啓発活動を行いながら寒天の発祥を祝い後世に伝えていくのが目的。日付は、現在の暦で12月末頃に初めての寒天の元となるところてんが御駕籠町で島津藩に提供されたと資料から推察できることとから12月。伏見=ふしみ(243)を「24+3=27」と見立てて27日。この月と日を組み合わせて記念日としたもの。

出典:一般社団法人 日本記念日協会ホームページ

 

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雑学コラム「今日は何の日?」(2023年~)

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田中青紗

ライター/作家。テレビ番組制作会社勤務を経て、フリーライターとして独立。Webメディアを中心に、短編小説、エッセイ、取材記事などを寄稿。朝ごはん、パン、おやつ、紅茶が好き。暮らしの中でご自愛する時間を大切にしています。

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