おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:知っておきたい!喜ばれる「差し入れ」のマナー
「いつもありがとう」「お疲れ様」「がんばって!」など、労い(ねぎらい)の気持ちを形にしてお渡しする「差し入れ」。
疲れている時、頑張っている時に、心遣いの詰まった差し入れをいただくととても嬉しくなりますね。
今回は、お相手に本当に喜ばれる「差し入れ」について、マナーを合わせて確認しましょう!
【1】「差し入れ」の金額って?
差し入れは「ちょっとした気持ち」なので、高価なものでなくても大丈夫!
一般的な相場は3,000円~5,000円と言われていますが、差し入れ先の人数や関係性、状況に合わせて判断しましょう。
【2】喜ばれる「差し入れ」の選び方
差し入れは基本的に飲食物とされています。喜ばれる差し入れには、お菓子、お弁当、お寿司、コーヒー、ジュースなど、いろいろなものがありますが、共通するポイントは、「時間がない中でも、パクッと気軽に食べられる(飲める)もの」です!
- 個包装のもの
(さっとつまみやすく、配りやすい個包装の焼き菓子)
好きな時に好きなだけ、分けて食べられるように、個包装のものが喜ばれます。
状況にもよりますが、飲み物も、コップなどを必要とするものでなく、紙パックやペットボトルなど一人一人に渡せるものを選ぶといいですね。
この時、数量は人数分以上あるものを選ぶこと。数が足りない…なんていうことがないように、差し入れ先のおおよその人数は確認しておくといいですね。
- 食べやすいもの
(食べやすいどら焼きも人気)
切る必要があったり、皿やスプーン、フォークが必要だったりすると、お相手に手間を取らせてしまいます。
スプーンやフォークが必要なものは、使い捨てのものがそれぞれついていると良いですね。
また、食べていてこぼれやすいものや、手を汚してしまうような食べ物も避けると安心です。
熨斗(のし)はつけるべき?
差し入れには基本的にのしは必要ありません。とはいえ、直接お渡しできない場合や、たくさんの差し入れをもらう方にお渡しする場合は、誰からかわからなくなってしまうため、熨斗をかけるのも良いですね。
その場合は、水引は紅白の蝶結び、表書きは「ご挨拶」として、下に名前をいれます。(誰からの差し入れかわからない場合は、相手が困ってしまいます)
「熨斗はちょっと大げさかも…」という場合は、カードに一言メッセージと名前を書いて添えるのもおすすめですよ。
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差し入れは手みやげと違って、お相手が忙しい状況であることが多いものです。
基本のマナーはご紹介した通りですが、お相手の状況を想像しながら選んでみてくださいね。
あなたの差し入れが、頑張っている誰かの心をホッとさせるものになりますように!
それでは、また次回!Have a ごきげん day!
☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!