「スーパーで特売されているとつい多めに食品を買ってしまう」「災害用に保存食はしっかりと準備している」など、食材をストックしているご家庭も多いと思います。
ですが、気がつけば賞味期限が切れていたり、同じものを複数買って使い切れなかったりと、食材を無駄にしてしまうことはありませんか。
気温が高い夏は腐敗が進みやすくなるため、食材を無駄にしないためにも、ストック収納を見直すのがおすすめです。
今回は、真似したい「ストック収納」のコツについてご紹介します。
消費しながら備蓄!「ローリングストック」のすすめ
片づけアドバイザーの石阪京子さんがおすすめするのは、備蓄を無駄にしたり切らしたりしないように、日々使いながらストックしておく「ローリングストック」です。
例えば水の場合。1日に一人3Lを最低3日分は保管する必要があるため、9L(2Lペットボトル5本分)をストックします。
ローリングストックをしながら水5本を確保するためには、まずはペットボトルに番号を書きましょう。
仮に専用の備蓄ケースに水が10本入る場合は、ペットボトルに1〜5までの数字を書いたものを2セット入れます。(2セットの見分けがつくように、ペンの色を変えるのがおすすめです)
1セット目の5番から使い始めて、4→3→2と使っていき、1番のペットボトルを開けたときに、新しく5本を買い足すと決めておけば、必要量の5本は必ずストックできている仕組みになります。
このように「必要量×2セット」を準備して、常時使いながら買い足していく方法だと、賞味期限切れを招くこともありません。
闇雲に量を増やすのではなく、消費しながらのストックだと管理がしやすくなるのではないでしょうか。
(参考:片づけアドバイザーがおすすめ!いざという時困らない「備蓄・ローリングストック」の基礎)
賞味期限が把握できるよう「見える化」する
せっかく備蓄をしていても、時間の経過と共にその存在自体を忘れてしまいがち…。
ストック収納において、整理収納アドバイザーのみほさんがおすすめする「見える化」対策は必須。
みほさんのお宅では、ハーフサイズのファイルボックスに食料品をストックしています。ファイルの中を覗き込まないといけない収納では、食品が見えづらく、存在を忘れてしまうことがあるからです。
中身が見えるように収納することで、在庫が一目で分かり、賞味期限が迫っているものは処理しやすくなりますよ。
他にも、外装から取り出して収納しておくとストックの量が分かりやすくなります。トイレットペーパーやティッシュなどにおすすめです。
(参考:ムダ買いを防ぐ!「ストック管理」がしやすくなる収納術)
「8割収納」を心がけよう
ストック品はどこに収納していますか?キッチンや押入れなどにぎゅっと詰め込んでいることはありませんか。
ストックスペースは常に8割収納を心がけるのがおすすめです。
いただきものや、特売が始まったなどで、ストック品が急に増えることがあります。そのときに収納スペースがぎゅうぎゅうだと、入れる場所がなくキッチンやリビングなど本来収納エリアではない場所が散らかってしまう可能性があるためです。
スペースいっぱいにモノを置く、カゴの中をいっぱいにする…など、余白があるとつい埋めたくなってしまいます。ですが、余白があるストック収納だと、食材を無駄にせずにスムーズな循環ができやすくなりますよ。
結果的にキレイで快適なお部屋作りにも繋がるでしょう♪
(参考:部屋が散らからなくなる!快適な暮らしを叶える「8割収納」のポイント3つ)
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いざというときに備えて、ストック管理はきちんとしておきたいもの。隙間時間や休日にストック収納を見直してみませんか?