おはようございます! ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回ほぐしていく体のパーツは、“鼠径部(そけいぶ)”。
鼠径部は、足のつけ根にある溝のあたりのことをいいます。
そしてこの鼠径部、おへそから下の腹部と両足のリンパ液が流れ込む重要な場所。鼠径部のリンパの流れが滞ると、足がむくんでふくらはぎがパンパンになったり、足の甲の骨が見えにくくなったり、冷えを感じることも多くなるでしょう。
特に座って過ごす時間が長い方は、鼠径部周辺が折りたたまれてグッと圧迫された姿勢が続くためリンパの流れが滞りがちに…。
ここからは、日頃圧迫され続けている鼠径部を解放し、下半身をスッキリ軽くさせるストレッチをおこなっていきたいと思います。
圧迫された鼠径部を解放!下半身をスッキリ軽くさせるストレッチ
1)あぐらで座る。
※ 左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せ、骨盤を立てて座ります。両手・指先を体の前につきましょう。
2)左足をうしろに伸ばす。
※ 右のかかとは恥骨に引き寄せ、左足はスッとうしろに伸ばして足の甲を寝かせます。左の鼠径部周辺の心地よい伸びを感じられるところに足を調節しましょう。
3)左足を床から持ち上げる。
※ 左のつま先を立て、左足(つけ根~ひざ~すね)を床から持ち上げます。
4)【息を吐きながら】重心を前に移動させる~【息を吸いながら】重心をうしろに下げる。
※ 左足のつけ根(鼠径部周辺)がしっかりストレッチされているのを感じましょう。ゆっくりした呼吸に合わせて、10回ほど繰り返します。
5)反対側も同様におこなう。
※ つま先の押し・戻しを上手に使い、重心を前~うしろに移動させます。姿勢がツラい場合は、ステップ2で呼吸を繰り返してもOK。
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鼠径部が解放されることに加えて、第二の心臓ともいわれるふくらはぎの筋肉も刺激できるストレッチです。
下半身のむくみや冷え、ダル重さが気になる方はぜひ試してみてくださいね。
※ ストレッチは、朝・夜どちらにおこなってもOKです。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!