冷めてもモチモチ♪「ミルクお好み焼き」「ミニトマト」2品弁当

 

みなさま、おはようございます。料理研究家の「かめ代。」です。

心が楽になる2品弁当。連載第152回目の2品弁当は

  • ミルクお好み焼き
  • ミニトマト

のレシピをご紹介します。

出汁のかわりに牛乳を入れたお好み焼きは、実は実家の母が私が子どものころによく作ってくれていたものです。

牛乳を入れると、冷めてもモチモチとしてやわらかく、牛乳の甘みやうまみがおいしくて。母が忙しい時も、作って置いていてくれているのがとても楽しみで、嬉しかったものです。

かつお節を小1パックを入れると、出汁を使わなくても美味しいお好み焼きになりますよ。

また、キャベツを生で入れるのではなく、ザクザク切ってあらかじめ火を通したものを混ぜるので(今回はレンジ炒めで)、とても手早くできる上に、かさが減って、キャベツの甘みもしっかり。キャベツを1人分200g!とたっぷり入れることができます。

凝ったおかずは一切なし!副菜は洗ったミニトマトだけ(笑)

頑張って作ったお弁当よりも、こんなお弁当が喜ばれたりするものです。夏休みはぐっと気楽なお弁当作りを!ぜひお試しください。

冷めてもモチモチ♫「ミルクお好み焼き」「ミニトマト」2品弁当

「ミルクお好み焼き」「ミニトマト」2品弁当

1品目 ミルクお好み焼き

材料(1人分)

  • キャベツ 200g
  • 塩 ふたつまみ(キャベツのレンジ炒め用)
  • 油 小さじ1/2
  • 豚薄切り肉 100g
  • 天かす(あれば) 大さじ2
  • 塩、こしょう 適量(豚肉にふる用)
  • お好み焼き用ソース 適量
  • (A)薄力粉 100g
  • (A)卵 1個
  • (A)牛乳 1/2カップ

作り方

1) キャベツはザク切りにして、耐熱容器に入れて塩と油を回しかける。

キャベツ

2) 蓋をして、電子レンジで3分加熱して混ぜる。

※蓋をしたままレンジ加熱できる容器(容量 850ml レンジ加熱温度500w)を使用しています

3) キャベツをレンジ加熱している間に生地を作る。(A)をボウルに入れて混ぜる。

※牛乳の代わりに、豆乳でも代用可能です。ない時は水でもOK!

お好み焼きの生地

4) 生地に、かつお節と(2)のキャベツを入れて、スプーンなどで軽く混ぜる(キャベツの水分が出ていたらそれもすべて入れてください)

キャベツ

※レンジ加熱直後は熱いので、火傷に注意してください

5) フライパンに少量の油(分量外)をしいて強めの中火で熱し、(4)を入れてまるく形を整えて天かすを全体にちらし、その上に豚肉を広げ入れて、全体に塩とこしょうをふる。

ボウルにわずかに残っている生地に大さじ1程度の水(分量外)を入れて混ぜて上から全体にかける。

※水で薄めた少しの生地で、豚肉がはがれにくくなります。ぜひ、ボウルを洗わずに残ったわずかな生地も利用してくださいね

お好み焼き

6) (5) を裏返してフライパンに蓋をして、弱めの中火にして5分程度、中までしっかり火を通す。

お好み焼き

7) 豚肉が上になるようにバット等に出して、ソースを全体にのばして冷ましておく。

※冷めてから食べるお弁当用のお好み焼きは、豚肉にしっかりとソースをしみ込ませておきます。豚肉の脂浮きを防ぎ、豚とソースがなじんでうまみが増します

お好み焼き

※切り方やトッピングは、下部の「詰め方」のところでご説明します

2品目 ミニトマト

材料(1人分)

  • ミニトマト 適量

作り方

ミニトマトはヘタをとって洗い、水気をしっかりとる。

ミニトマト

※お弁当用のミニトマトは、雑菌が繁殖がちなヘタはとって、その回りもしっかり洗って水気をとってください

2品弁当の詰め方プロセス

※今回は、楕円のお弁当箱に、お好み焼きを食べやすく細長いバー状にカットしてきっちりと詰める方法をご紹介します

1) お弁当箱の縦の長さに合わせて、上下を切り落とす

お好み焼き

2) 中央の部分は、2~3cm幅にカットする。

※お好み焼きの高さと同じ幅にカットしています。(↓(4)を参照)

お好み焼き

3) 2段に詰める。下に、両端とカットした部分を少し間隔をあけて詰める。

お好み焼き

4) 上にも、両端の丸い部分を両端に。中央は、ひとつは切り口を上にして詰める

※1つでも切り口が見えると、茶色の中に、淡い色がみえてお弁当がパッと明るくなります。この切り口を見せる時に、お好み焼きの高さと同じ幅にカットしておくと(詰め方(2))、全体の高さがそろいます。

切り口を見せない時は、どんな幅にカットしていただいても構いません。

お好み焼き

5) 上にもソースを少しかけて、お好みで、かつおぶし、青海苔、紅ショウガなどをのせる。ミニトマトは別の小さな容器に詰める。

お好み焼き

※分量外の食材(トッピング用かつおぶし、青海苔、紅ショウガ 適量)

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今週の「心が楽になる2品弁当」はいかがでしたか?

丸いお好み焼きは、お弁当に詰めるのが結構悩むので、今回はキッチリと詰める方法もご紹介しました。

しっかりと食べ応えのあるお好み焼きのお弁当。

細長いバー状にカットして2段に詰めると、お箸でつまみやすく、きれいに食べやすいですよ!

小さなお子さま用には、さらに横にカットして詰めておくと、より食べやすいです。

お好み焼き

卵、牛乳、肉、野菜がしっかり摂れる上に、薄力粉の炭水化物もあるのでおなかも満足。

夏休みは、このくらい手軽なお好み焼き弁当の日があっても楽しいものです。毎日のお弁当作り。心を楽に。2品弁当を楽しんでください。

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「心が楽になる2品弁当」のルール

  • おかずは2品だけ
  • 詰め方も簡単に。紙カップは使わない
  • 市販の調味料やあしらいものは常備して利用
  • 2品で朝15分以内に完成する簡単美味しいお弁当

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料理研究家 かめ代。

公式サイト 「 kameyo レシピと暮らし」 https://kameyogohan.com/

☆この連載は<毎週日曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに…!

 

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Nice to meet you!

忙しい朝でも作れる♪「心が楽になる2品弁当」

人気料理研究家のかめ代(かめよ)さんによる、弁当メニューとレシピ、詰め方レッスン。時短で楽に作れておいしい2品弁当、唐揚げや卵焼きなど定番お弁当おかずやおにぎり、お手軽レンジおかず、ダイエット中に役立つヘルシーレシピ、傷みを防ぐコツも。
Written by

料理家 かめ代。

料理家。お弁当愛好家。
「朝時間.jp」にて、2015年5月から「お弁当レッスン」を毎週連載中。毎日のお弁当作りの負担を減らす「心が楽になる」レシピ作りをめざしている。著書に「お弁当は野菜のおかず作りから」「忙し女子のための料理上手になる らくちん弁当」(イカロス出版)他。
▼公式サイト 「 kameyo レシピと暮らし」 https://kameyogohan.com/

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