朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ～ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ～ナのカフェボンボン」の本棚は、『ちょっと方向を変えてみる』。
フランス在住の作家・ミュージシャンの辻仁成さんがつづった言葉集、新刊です。今日を乗り越えていくための力をくれる一冊をぜひどうぞ。
『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』
著者：辻仁成
出版社：文藝春秋
154のメッセージのひとつ「なんとかなるんだから」。著者の辻仁成さんはこんなふうに語りかける。「人生というのは何が起こるかわからないし、どんなに準備していてもその通りにはならないし、なるようにしかならないし、もっと言えばなんとかなるんだから、細かなことで頭抱えてコチコチになってミスるのはバカらしいし、思う存分楽しんでやるのが一番だよね」。
心が折れそうなとき、疲れ切ってしまったとき、不安や心配で心がいっぱいなとき、このシンプルなひと言を何度もつぶやいてみる。私はとくに「もっと言えばなんとかなるんだから」というところに励まされます。
この本は、辻さんが発信するツイッターから生まれました。「一日の始まりに」「ストレスに苦しむあなたに」「85歳の母さんから贈られた大事な言葉」「父ちゃんから息子へ贈る言葉」などのテーマで、心に寄り添う154の言葉を厳選して紹介しています。
辻さんが日々大切にしていることは、キッチンでおいしい料理を作ること。「苦しい時は、キッチンへ」「キッチンは裏切らない」。息子さんのために毎日ごはんを作り続けてきた辻さんならではの言葉ですね。それから、小さな小さな幸せを掬い上げるようにして生きること。今日はいい日と自分で決めちゃうこと！
そうすればきっと、どんな日々も愛おしいと思える。つらいときこそそんなふうに思いたい。いつも手元に置いて読み返したい一冊です。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ～ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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