本格的な寒さとともに、乾燥によるカサつきが気になったり、マスク生活が原因で肌が荒れたり…今の時期、さまざまな肌悩みを感じる人も多いのではないでしょうか。
肌悩みの原因は「元々持った肌質」や「季節の変化」もありますが、「日々のスキンケアの仕方」「摩擦や刺激などのダメージ」も関係します。
つまり、日々の何気ない習慣が、乾燥や肌トラブルを悪化させる原因になってしまうということ。
今朝はこの点に着目し、朝にしてしまいがちな「NGスキンケア」についてご紹介します。
無意識にやってるかも?朝にやりがちなNGスキンケア4つ
【NGその1】洗顔フォームを使わない洗顔
起床後の洗顔時、洗顔フォームや石けんを使わずに、ぬるま湯で洗い流しているだけになっていませんか?
朝起きてすぐの肌には、就寝前に肌につけたスキンケア、寝ている間に分泌された皮脂、寝ている間に空気中を舞うほこりなどが付着しています。
ぬるま湯だけで落としきれなかった汚れが肌表面や毛穴の中に残ったまま空気に触れたり、メイクをしたりすると、酸化して毛穴の皮脂づまりや黒ずみの原因となります。
こういったことから、毛穴に関する悩み、ニキビや吹き出物、くすみが気になる方は、洗顔料を使って洗顔するのがおすすめです。
角質層内の水分量、皮脂分泌の少ない乾燥肌や敏感肌の人の場合、毎日洗顔料を使用していると乾燥感やつっぱり感を感じるという人もいます。
こういった場合は「保湿タイプの洗顔料を使う」「毎日ではなく各日ペースにする」「化粧水、乳液、クリームの量を増やす」なども見直してみてください。
【NGその2】洗う時、拭く時の「ゴシゴシ」
洗顔時に肌をこするようにゴシゴシ洗っていませんか?
きめ細かな泡が肌に付着することで汚れを吸着する働きがあるので、力強く擦るような洗い方をする必要はありません。
洗顔料をしっかり泡立て、肌に泡をふわっとのせ、手と肌が触れないように肌表面で泡を転がすように洗いましょう。
また、洗い流した後にタオルで拭き取る際もゴシゴシ擦らず、タオルをポンポンと肌にのせて水気を吸い取るようにしましょう。
【NGその3】「熱いお湯」で流す
冬の時期はついついお湯の温度も高く設定しがちですよね。洗顔後、熱いお湯で洗い流すと、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、乾燥を加速させる原因となってしまいます。
朝の洗顔だけでなく夜のクレンジング、洗顔の際にも共通しますが、32〜34℃くらいのぬるま湯で洗い残しのないように流しましょう。
【NGその4】スキンケアで肌をたたく or 擦り込むように塗る
手、またはコットンに化粧水を含ませた後、肌をたたいたり擦ったり。また乳液、クリームを中まで届くように擦り込む塗り方をしていませんか?
摩擦や刺激を与えるようなスキンケアの仕方は、赤みや炎症、たるみなどの肌トラブルの原因となります。
手のひらやコットンに化粧水をたっぷり含ませて、顔全体に優しく広げます。
肌についた化粧水を手のひらで優しくおさえる程度で浸透していきます。乾燥していて水分をすぐに吸収してしまう、潤いが持続しない場合は、何度か化粧水を重ねて繰り返します。美容液も同様です。
乳液、クリームも適量手にとったら、さっと顔全体に広げ、手のひらをピタッと密着させて体温で浸透させていくイメージです。
もともとの肌質や季節的なもの以外に、日々の何気ない習慣が乾燥や肌トラブルを加速させているかも。
不要な汚れは優しく落とす、刺激を与えず肌をいたわる、水分と油分をたっぷり補うなど、肌の土台を作り、肌トラブルを悪化させない肌にしましょう。
☆この連載は<木曜日>更新です。次回もどうぞお楽しみに!