毎週金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークする「テンナイン・コミュニケーション」と「朝時間.jp」のコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。今話題のニュースに関する英語表現、英語や海外に関するトピックをご紹介します♪
ネイティブは“I think”を使わない!?「~だと思います」の英語表現
ビジネスでも、日常会話でも、日本語では
「~だと思います」
はよく使う表現ですよね。これを英語にそのままなおすと
I think
なのですが…実はネイティブは、あまりこの表現は使いません。日本人にはとてもなじみのある “I think” は、英語ではやや弱い表現になってしまうことが多くあります。
例えば、「売上を上げるために、来年はもっと頑張りたいと思います」といいたい時。
これは、日本語でおかしな響きのない、普通の文章ですよね。
しかし、これを “I think” を使って “I think I will work harder to increase our sales next year.” などと英語で表現すると、ネイティブが聞いた時「本当に頑張る気があるのだろうか?」と疑いの気持ちを持ってしまうかもしれません。
上記の場合は、 “I think” を取り除き
I will work harder to increase our sales next year.(売上を上げるために、来年はもっと頑張りたいと思います)
というのが相応しいのです。
例)
A:What are your goals for next year?(=あなたの来年の目標は何ですか?)
B:I will work harder to increase our sales next year.(=売上を上げるために、今年はもっと頑張りたいと思います)
日本語だと「~だと思います」をつけるだけで柔らかい表現になりますが、英語では、“I think” を使用しても、日本語のような意味にはなりにくいです。
英語を使う前に、本当に “I think” が必要なのかどうかを考えてみてくださいね!
(記事協力:テンナイン・コミュニケーション)
☆この連載は<金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!