朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、休日の朝のための本。
朝食やお洗濯のあとにちょっとひと休み。のんびり気分で本をめくるひとときをいかがでしょう。休日の読書にぴったりの3冊を選びました。おいしい食べ物や飲み物にまつわる話に癒されます。素敵な表紙もお楽しみくださいね。
『きまぐれミルクセ〜キ 能町みね子の純喫茶探訪』
著者:能町みね子
出版社:オレンジページ
文筆家の能町みね子さんが、大好きなミルクセーキを求めて喫茶店探訪をする。イラスト満載の喫茶店探訪エッセイ=ミルクセーキ日記です。
能町さんが訪ねるのは「街の風景の一部となっているような」喫茶店。ビジネス街の純喫茶、下町の名店、学生街の老舗、ときには離島の島喫茶で。お店によって個性はいろいろ。見た目も口当たりも少しずつ違います。チェリーがのってると嬉しいな。甘くてセンチメンタルな気分に誘われて、ミルクセーキを飲みながら過ごすひとときをどうぞ。
『バタをひとさじ、玉子を3コ』
著者:石井好子
出版社:河出書房新社
かつお節入りのオムレツから差し入れのビーフシチューまで。料理エッセイの元祖『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』で知られる石井好子さんが、作るたのしみ、食べるたのしみを綴った一冊です。
おいしいごはんを作る秘訣は、面倒くさがらずに「手まめに」料理すること。著者がいつもこまめに作った夜食は本当においしそう。パリ仕込みの熱々のスープやホットサンド、おにぎりと卵汁の日本の夜食も、夕食とはまた違ったたのしみとおいしい匂いが伝わってきます。
『最初の、ひとくち』
著者:益田ミリ
出版社:幻冬舎
子どもの頃にびっくりした味、ドキドキしながら食べた味。イラストレーターの益田ミリさんが、初めて出会った味をどんなふうに感じたかを綴ります。
益田さんが初めて「フルーチェ」を食べたのは、小学校1年生の頃、山奥の村にあるおばあちゃんの家でした。ぷるんと出来上がったフルーチェをスプーンですくって食べた。そのときの嬉しい気持ちといっしょに、美しい山の景色や草の匂いがよみがえります。
とんがりコーンやカラムーチョ、コーラやシェイクなど、さまざまなお菓子や飲み物が登場します。たった一度の「最初のひとくち」の思い出は、ちょっとおかしくて、ホロリとする味がします。
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『きまぐれミルクセ〜キ 能町みね子の純喫茶探訪』
*『バタをひとさじ、玉子を3コ』
*『最初の、ひとくち』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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