今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『バタをひとさじ、玉子を3コ』。
かつお節入りのオムレツから差し入れのビーフシチューまで。料理エッセイの元祖『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』で知られる石井好子さんが、作るたのしみ、食べるたのしみを綴った一冊をどうぞ。
『バタをひとさじ、玉子を3コ』
著者:石井好子
出版社:河出書房新社
まるで手品みたいね、お料理って。この言葉、とても好きです。軽やかに台所に立つようすが目に浮かびます。
ごはんを自分で作るのも、人に食べさせるのもどちらも好き。料理をする前、冷蔵庫や戸棚を開けて、何を作ろうかと思いめぐらすのも好きなひとでした。
おいしいごはんを作る秘訣は、面倒くさがらずに「手まめに」料理すること。著者がいつもこまめに作った夜食は本当においしそう。パリ仕込みの熱々のスープやホットサンド、おにぎりと卵汁の日本の夜食も、夕食とはまた違ったたのしみとおいしい匂いが伝わってきます。
温かい一皿を食べれば、みんな幸せになる。そんな料理への想いがあふれるエッセイです。
*『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』もぜひどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ
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