朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、家で過ごす時間を大切にしたくなる本。
おうちで過ごす日の読書に、彩り豊かな暮らしにまつわる本はいかがでしょう。季節の家仕事やレシピ、日々の小さな楽しみに、居心地のいい暮らしのヒントが見つかる2冊を選びました。
『暦の手仕事』
著者:中川たま
出版社:日本文芸社
自然豊かな海辺の町・逗子に住む料理家が、めぐる季節を楽しむ保存食と日々の暮らしを紹介。春夏秋冬の恵みを存分に味わうレシピとともに伝えます。
「旬の味は、このうえない宝物」という中川さん。四季折々の味の楽しみ方や保存食の作り方、伝統を受け継ぎつつ季節の手仕事を続ける喜びをつづります。
毎年春先に作る苺ジャム、春の息吹を閉じ込めた桜の塩漬け、初夏の梅仕事、夏の庭で摘んだミントのシロップ。そして、実りの秋がやってきて……。季節が移りゆくのを感じながら読みたい一冊です。
『角野栄子の毎日 いろいろ』
著者:角野栄子
出版社:KADOKAWA
『魔女の宅急便』を生んだ児童文学作家、とびきりおしゃれな角野栄子さんの暮らしを紹介。ロマンチックで心踊る魔法のひみつを教えてくれる一冊です。
魔法は一つ誰でも持っている。こんなに素敵で力強いことばがあるかしら。心が動くとだんだんその人の魔法が育っていく。そう語る角野栄子さんの暮らしは、色とりどりの楽しい魔法にあふれています。
カラフルなフレームのメガネがトレードマーク。好きな色はいちご色。仕事部屋には雲や木を落書きしたコルクボード。角野栄子さんの「朝時間」は、みかんのしぼりたてジュース。庭に植えた甘夏で始まる朝です。
『みそしるをつくる』
文:高山なおみ/写真:長野陽一
出版社:ブロンズ新社
子どもが自分で作るみそしるの本。料理家・文筆家の高山なおみさんが作り方を子どもたちに伝えます。『おにぎりをつくる』に続く写真絵本の第二弾です。
「おおきいおわん ちいさいおわん おみずをたっぷりいれまして」手品がはじまるみたいでワクワクします。こんぶとにぼしでお出汁をとってお味見をして。使い込んだ鍋が高山さんらしく、暮らしの温もりを感じました。
今日も明日もおみそしるを作る。ささやかなの幸せを大切にしたくなります。
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『暦の手仕事』
*『角野栄子の毎日 いろいろ』
*『みそしるをつくる』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>