今日のカフェボンボンの本棚は、『暦の手仕事』。
自然豊かな海辺の町・逗子に住む料理家がつづる、めぐる季節を楽しむ暮らしの知恵と手仕事の本。春夏秋冬の恵みを存分に味わうレシピとともに伝えます。
『暦の手仕事』
著者:中川たま
出版社:日本文芸社
まだ夏の名残りはあるけれど、日々、秋色が濃くなっていく。心も体も新しい季節を迎えようと準備をしているのでしょうか、五感が研ぎ澄まされるように感じます。季節の移ろうこの時期に、ご紹介したかった本です。
「旬の味は、このうえない宝物」という中川さん。四季折々の味の楽しみ方や保存食の作り方、伝統を受け継ぎつつ季節の手仕事を続ける喜びをつづります。
毎年春先に作る苺ジャム、春の息吹を閉じ込めた桜の塩漬け、初夏の梅仕事、夏の庭で摘んだミントのシロップ。そして、実りの秋がやってきて……。中川家の秋の味は燻製。ベーコンや卵、秋刀魚を茶葉でいぶします。
季節が移りゆくのを感じながら読みたい本。自然とともに生きる喜びに心が満たされます。
Love, まっこリ〜ナ
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