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民藝の器と出会う旅の本

 

今朝のカフェボンボンメニューは、『民藝のうつわをめぐる旅』
美しさと使いやすさを兼ね備えた民藝の器。その本場を訪ねる旅案内の本です。

20120914

民藝のうつわをめぐる旅
著者:Discover Japan 編集
出版社:エイ出版社

何百年も前から、民藝の器は日本の暮らしのなかに育まれてきました。民藝の町や窯元を訪れ、素朴で温かな手仕事の魅力を紹介します。

まず、琉球民藝の聖地・沖縄は、読谷焼(よみたんやき)の里、読谷村へ。沖縄の焼き物「やちむん」のルーツは、琉球王府時代にまでさかのぼります。長い歴史のなかで、陶工たちに受け継がれ、発展を続けてきました。南の島の独特な風土から生まれた器には、青い空と深い海の色が映しこまれているようです。

私も沖縄の器をふだん使いにしていますが、大胆で素朴な模様のお皿にはどんな料理も似合います。沖縄料理のチャンプルーやラフテーはまた格別で、違う組み合わせは考えられないというくらい。

さらに、大分の小鹿田焼(おんたやき)の里、民藝の町・信州松本、鳥取の民藝なども案内します。民藝の器で料理が楽しめる店や民藝空間が広がる宿、各地の民藝館と訪れたい場所が満載です!

この本の「朝時間」は、民藝の器でいただく10時のおやつ。
本のお供には、読谷焼に盛ったクッキーをいかがですか。

民藝に興味のある方は、柳宗悦が創設した「日本民藝館」もおすすめです。“毎日使う実用品にこそ美が宿る”という民藝の精神を感じることができる場所です。東京都目黒区駒場にありますので、機会があったらぜひお出かけくださいね。

よい週末を!
Love, まっこリ〜ナ

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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