「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの連載「朝ノートで作る!マイストーリーの育て方」では、朝時間を活用して人生を変えた池田さんに朝時間×ノートの使い方、考え方をご紹介いただきます。ノートを用意して、一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?
第7回:ばくぜんとしたモヤモヤは「型」で解決!(後編)
おはようございます!朝イチ業務改革コンサルタントの池田千恵です。この連載では、朝時間でノートに自分の過去(自分が紡いできた物語)や未来(これから紡ぐ物語)を描くことで、小さいころからの夢やワクワク、興味の向かう先を思いだし、未来の夢につながる「道しるべ」を見つける方法を紹介します。
前回の記事に続き、ノートを使ってもばくぜんとしたモヤモヤが晴れないときにおすすめの「型(フレームワーク)」について解説します!
朝ノートで思考力や判断力はクリアになる
以前ご紹介した記事『夢を叶えるための「朝ノート習慣」のメリットと始め方』でも述べていますが、私はよく
「夜のクヨクヨより、朝のクヨクヨ」
という提案をしています。
夜は脳に書き込みが多くなるため、思考力、判断力が鈍りがちです。そんなときにモヤモヤをノートに書くと答えのない沼にはまってしまうことも。一度寝てスッキリした頭でぜひ、今回の「型(フレームワーク)」を試してみてください!
モヤモヤ不満は「Why」「What」「How」で解決!
仕事や家庭などで「自分が何の役にもたっていないような気がする…」「私だって頑張ってるのに認められていない」とモヤモヤ不満がたまっている…そんな方におすすめしたいのは、「Why, What, How」の型です。
- Why: 私はどうして不満を感じているのか?
- What:その不満は、何があれば解決するのか?
- How:具体的にはどう行動すればいいのか?
この型に沿ってノートを書くと、「まずは何から始めるべきか?」というアクションがクリアになりやすいですよ。
やるかやらないか…迷ったときは「NMP」の天秤図!
「転職すべき?」「副業したいけど今この状況ですべき?」といった大きなものから、「パソコンを買うべき?」といった買い物の悩みまで使えるのが、NNPの天秤図です。
- N=Needs:必要性(どうしてそれをする必要があるのか)
- M=Merit:メリット(それをすることによって得る利益は何か)
- P=Problem:問題(それをすることによって発生する問題は何か)
メリットと問題を天秤にかけ、メリットが重いなら迷わずGO!です。ニーズがあやふやなら、「土台がゆらいでいるな」と分かるので、もう一度プランを練り直すのにも使えます。
他人が羨ましくなったら「きっかけ、行動、結果」をチェック
今はSNSで、いろんな人の言動が見えすぎる時代です。あの人すごいなー、それに比べて私ってなんでこんなにヘッポコなんだろう…と悩むことも多いかもしれません。
人と比べて落ち込みそうになったときは、「すごい人のすごいところを自分にインストールしよう!」と意識を変えてみましょう。そんなときオススメなのが、こちらのフレームワークです。
あなたが「すごい!」「憧れる!」「真似したい!」と思う人が、今の活躍という場をどうやって手に入れたのか?その「きっかけ」「行動」「結果」という軸でまとめてみると、「私にも真似できそう」が見つかりやすくなります。
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今日は、ノートでモヤモヤを整理したい時に役立つ3つの型(フレームワーク)をご紹介しました。
モヤモヤの種類に合わせて、文字だけでなく線や箱を使って「型」を使ってノートを書くと、考えがスッキリまとまりますよ。試してみてください!
☆本連載は毎月1日・2日の公開です。
☆前編「ノートに書き出しても…モヤモヤが晴れないときのカンタン「型」活用法!」 >> https://asajikan.jp/article/185897