夢を叶えるための「朝ノート習慣」のメリットと始め方

 

「朝活手帳」の著者 池田千恵さんの新連載がスタート。朝時間を活用して人生を変えた池田さんに語っていただく、朝時間×ノートの使い方、考え方。年齢やキャリアに関係なく、夢を叶えるためのヒントが詰まっています。ノートを1冊用意して一緒に朝ノート習慣をはじめませんか?

第1回:朝イチのノート習慣で夢は叶う(後編)

前編では、将来に感じるモヤモヤ解消のために、朝のノート習慣が役に立つことを紹介しました。今回は、そもそも朝時間とノート習慣の相性の良さについてお話します。

なぜ朝イチのノート習慣で夢がかなうのか

私はよく「夜のクヨクヨより、朝のクヨクヨ」という提案をしています。夜クヨクヨすると眠れないほど悩んでしまうことも、朝クヨクヨするとあら不思議。悩む必要がないことだと気付いたり、解決策が浮かんだりするからです。

夜だとつい感情的になってしまったり、ネガティブな部分に焦点を当ててイライラしたりしませんか? 夜のラブレターは朝見直せ、なんて言われますけど、夜の文章ってなんだか恥ずかしかったり、意味が分からなかったりしますよね。勢いにまかせて、えい!と夜送ったメールを朝取り消せたらどんなにいいか…と後悔したことも多々あります。

池田千恵さん_朝ノート習慣

その理由を以前精神科医で睡眠の研究に詳しい先生に聞いたことがあります。先生によると、睡眠によって記憶や感情経験がいったん整理整頓されるそうです。つまり、余計な経験が一切なく、一番脳が「飽きていない」状態が朝なのです。

起きてから時間がたつにつれて、脳に書き込みが多くなってきます。注意力には一定の限界があるので、夜になるにつれ鈍りが生じてきます。これが、いわゆる「飽きてくる」状態です。その状態でいろいろ考えすぎると、答えがないことをぐるぐる考えてしまったり、心配が増幅したり、感情が暴走しがちなのです。

朝なら、物事を感情のフィルターだけでなく、事実のフィルターで冷静に振り返ることができ、今後の行動計画まで落とし込めますよ。朝のフレッシュな状態を、ノートにぜひ書きとめていきましょう。

朝ノートでデジタルデトックスタイムを定期的に作ろう

朝のノートタイム

「情報の豊かさは、注意の貧困をもたらす」と述べたのは、ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモン氏です。私たちは毎日、朝から晩までSNSやメールなどで絶えず情報を浴び続けています。

情報が多すぎて、自分が何をしたいのか、どこに向かいたいのかを見失ってしまいがちな毎日に、朝30分だけでも静けさを取りもどすためにはノートが最適です。

ノートに向かって書き込むとき、情報のインプットとは無縁です。私たちの頭の中の考えを思い思いにアウトプットすることができます。これはアナログノートだけの贅沢です。スマホのメモ機能を使おうとしてもついつい、メールチェックやスケジュール確認、SNS確認など、メモ機能以外のことをついでにやってしまいますものね。

1日デジタルデトックスするのは大変ですが、朝イチ30分だけだったら気軽に始められると思いませんか?

次回は、ときめくノートの選び方について解説します。どうぞお楽しみに。

☆本連載は毎月1日・2日の公開です。

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝ノートで作る!マイストーリーの育て方

Written by

池田千恵

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。

外食企業、外資系企業を経て現職。経営戦略としての朝時間活用の仕組みを構築しているほか、個人に向けては会社員のまま成果を出しつつ自分だけの商品を作り、本業以外にも収入経路を持つ方法を朝活で学ぶコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳( https://asajikan.jp/article/212337 )」など著書多数。

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