手に入れたい肌を瞬時に叶えるベースメイク法が人気のヘアメイク。セルフ美容を通して人生を豊かにする一般社団法人日本セルフ美容協会®を設立、理事を務める森田玲子さんによる連載「セルフ美容で気分が上がる♪朝の簡単ヘア&メイク術」。朝におすすめのセルフ美容術をご紹介します♪
朝時間にやるとやらないでは、全身の見栄えがうんと変わるものの一つが「ヘアスタイル」。
でも、ノーメイクで家を出ることには抵抗があっても、ヘアアレンジは手を抜いて、巻いたりアレンジせず、ブラッシングだけで出かけてしまう…なんて方は多いはず。
今回は、忙しい朝の時間に試していただきたい「時短巻き髪」の方法や、覚えておくと便利な「ブロッキングの基本」をご紹介していきます。
朝の時間にたった5分!ヘアセットをするセルフ美容タイムを取り入れるだけで、一日の気分が変わりますよ♪
【1】ブロッキングする(髪を4箇所にわける)
美容師さんが髪を切るときや巻くときに必ず行なう「ブロッキング」。(髪をブロックごとに分けてダッカールやクリップなどで留めること)
自分でブロッキングするのはなんだか手間のように感じられるかもしれませんが、むしろ、簡単に早く、しかも綺麗に巻き髪を仕上げるためには必須ともいえるプロセスなんですよ!
用意するもの
ロングヘアの方のブロッキングに必要なのは、ダッカール3本、コーム。
ブロッキングと聞くとプロの技のように聞こえてしまいますが、あまり難しく考えず、ざっくりと分ければいいという気持ちで大丈夫です。
まずは耳の裏側より前側と、後ろ側をコームで分け取り、顔周りの毛をダッカールでまとめます。左右同じように分けましょう。
耳より後ろの後頭部全体の毛は、頭の半分あたりの位置で上下2束に分けて、上側をダッカール1本でとめます。つまり、下側の髪がそのまま残っている状態になります。
全部で4ブロックに分けておくと、顔周りの巻きを左右対称にしやすくなり、量の多い後ろ側の毛は巻き残しが少なくなりますよ。
【2】後ろの髪の毛をワンカールする
きれいな巻き髪に仕上げるときのポイントは、毛先にしっかりカールがついていること。
時間があるときは一つ一つの毛束全てを丁寧に巻ければいいのですが…時短したい朝は、毛先にカールさえついていれば、しっかり手をかけたように仕上がります。
先ほどブロッキングで分けた下側の毛を、少しずつとって内巻きにワンカール。毛先を巻くだけで、動きのあるスタイルに見えます。
【3】顔周りの髪の毛をワンカール
耳の裏側より前側の毛は、見えやすい部分なので、より丁寧に巻き残しがないようにカールを付けましょう。
アイロンの先端が鏡の正面に向くようにすると、くるんっとした丸みのある内巻きに仕上がります。
【4】表面の毛を巻いていく
ブロッキングしておいた残りの髪の毛をおろし、全体にカールをつけていきます。ここはよく見える部分なので、時間が許す限りきれいに巻くようにしましょう。
内巻き、外巻きとミックスに巻いていきます。
【5】顔周りにカールを付ける
顔周りの髪の毛は好みに合わせて、巻き具合を調整しましょう。鏡を見ながら、しっかり熱を入れ、左右対称になるように意識してくださいね。
【6】ワックスを揉みこむ
最後に、ワックスを全体に揉みこんで、髪の毛に艶と束感をだせば、5分で仕上げたとは思えないほど、動きのある巻髪の完成!
いかがでしょうか?
ほんのひと手間のブロッキングをすることで、時短もキレイも叶う巻髪スタイルが完成しますよ。
ふんわりカールの中に、ストレートの毛が残っていないことが、プロっぽい巻髪に見せるのにはとても大切なので、毛先にワンカールを付け、表面にはしっかりカールを付けるという方法で時短してみてくださいね。
髪の毛が多く、巻髪するとボリュームが出過ぎてしまうという多毛な人にもおすすめの方法です。ぜひ試してみてくださいね。
☆この連載は<水曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!