朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、自分のいいところに気づくための本。
私のいいところってなんだろう。僕の長所はどこだろう。いくら考えても見つからない。誰かに聞くのも恥ずかしい。そんなとき、自分の長所に気づくヒントが見つかる3冊をセレクトしました。
本のページを開ければ、あなたの素敵なところに気づいてくれている人がいると思えます。新生活が始まって不安がいっぱいと感じている方もぜひどうぞ。
あなたのええところ。
自信をなくしかけたとき、大丈夫だよと心に寄り添ってくれる絵本です。主人公のあいちゃん、このごろ思います。わたしなんか「ええところ」なんかひとつもないなあ。走るのも遅いし声も小さいし、100点なんてとったことないし。仲良しのともちゃんは「そんなことないよ」と言ってくれたけど……。
ほかの人の長所は見えるのに、自分のええところには案外気づかない。だから大好きな人のええところ、うんとたくさん見つけたてちゃんと伝えたい。心優しいともちゃんのように。
『ええところ』
作:くすのきしげのり/絵:ふるしょうようこ
出版社:学研教育出版
小さいは素敵。
スヌーピーの大親友の鳥・ウッドストックの「小さい」をテーマに、愛あふれるメッセージを届けます。ウッドストックはとても小さい。鳥なのにまっすぐに飛ぶのは苦手だし、逆さまに飛ぶこともある。でも小さいといいことがいっぱいあるって知ってる?
「Small is…」で始まる言葉に込められているのは、小さいは素敵ってこと! 小さいって大きないのち。小さいからってあきらめない。小さいって永遠……。小さい体からあふれでる大きな愛を感じる一冊です。
『ウッドストックの小さいって大きないのち』
著者:チャールズ・M・シュルツ/訳:谷川俊太郎
出版社:学研教育出版
ぎこちなくていい。
脳科学者の茂木健一郎さんが、愛読書の『赤毛のアン』を深く読み解いた本。茂木先生はアンをとてもぎこちない存在だと語ります。赤毛でやせっぽちの孤児であることにコンプレックスを抱く一方で、豊かな想像力と鋭い感性で人を魅了する少女アン・シャーリー。
ぎこちないからこそ生き生きとしている。そんな不器用なアンのひたむきな生き方が、やがて幸福を見つける鍵となっていく。アンに共感しながら自分のあり方を見つめたくなります。
『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』
著者:茂木健一郎
出版社:講談社
くわしくはこちらの記事をどうぞ。
*『ええところ』
*『ウッドストックの小さいって大きないのち』
*『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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